2回目の豆もやし栽培。今度は茎を伸ばして収穫する予定です

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 先日、スーパーで売っていた食用乾燥大豆を育てて「豆もやし」を作りました。

《参考記事》
 乾燥大豆から「豆もやし」を栽培。食用の種でも上手く発芽するでしょうか?

 この時は根の長さが5cmになったタイミングで食べたのですが、どちらかと言うと『発芽大豆』に近いものだと考えています。はっきりとした茎と根の違いはなく、また育てている際も上方向には伸びませんでした。

 改めて豆もやしについて調べると、私が育てた方法の他にも、真っ暗なところで茎を伸ばし収穫するという手法もあるらしいのです。代表的なものとしては、『大鰐温泉もやし(青森県)』や『小野川豆もやし(山形県)』です。長さは25cmにもなり、見た目はまるで豆もやしのボスようです。

 この茎がピヨ〜ンと伸びたもやしは専用の種を使って育てられています。しかし一般的には売られていないので、手に入れるのは難しいです。しかし、普通の乾燥大豆でも同じようになるのでは?と思い、試してみることにしました。さすがに20cm以上にならなくとも、それっぽい姿になれば成功としましょう。それでは乾燥大豆を上方向に成長させ、できた長い豆もやしを食べてみたいと思います。

 

 

 

 

大豆の種

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 育てる大豆の種は、スーパーで普通に売っている食用大豆です。500gで200円くらいですので、園芸用の種と比較すると、グラムあたりの価格が圧倒的に安いです。

 

栽培容器

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 栽培容器は100円ショップで購入した、電子レンジで温野菜を作れる容器を使用します。写真のように内側にカゴがありますので、これを取るだけで簡単に水換えができるようになっています。

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 今回の豆もやしは日光を全く当てないで育てる予定です。そこで適当なダンボールの中に栽培容器を入れて、蓋を閉じます。さらにその上に色の濃い洋服を被せて、隙間から漏れる光を極力なくしました。この暗室の中で大豆を育てていきます。

 

2019年2月4日 種蒔き(種蒔きから0日目)

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 大豆の種は水を吸うと2倍くらいに膨らみますので、蒔く量は容器の半分くらいとします。欲張って入れすぎると、明後日にはあふれかえってしまうので注意が必要です。

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 量を計った種を一旦別容器に取り出します。次に、4つ折りにしたキッチンペーパーを栽培容器の底に引き、水道水で湿らせます。そして先ほどの種を均等に置きます。最後に蓋をして、ダンボールで作った暗室に置けば種蒔きは完了です。
 家の中で栽培するとは言え、今の室内温度は15℃です。夜にはもう少し下がりますので、あまり早い成長は期待できないでしょう。気長に育つのを待ちます。

 

2019年2月6日 種が膨らむ (種蒔きから2日目)

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 水を吸った種が膨らんできました。予定通り2倍くらい大きくなり、良い具合の量となりました。

 

2019年2月9日 発根(種蒔きから5日目)

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 大部分の種が発根しました。根はきれいな白色をしています。
 ちなみに水やりは1日ごとに行い、カゴの下に落ちた水は捨てています。今回は茎を立ち上がらせたいので、できるだけ種の位置が変わらないように優しく水を掛けています。

 

2019年2月12日 根元が紫色(種蒔きから8日目)

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 根は大分伸びてきて、下のキッチンペーパーが見えない状態となっています。また豆と根の間部分が紫色になっていることが分かります。

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 いつくかの種は上手く根付いたのか、立ち上がってきています。この調子で他の種も、どんどん上に向かって伸びてほしいです。

 

2019年2月14日 立ち上がりかける(種蒔きから10日目)

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 色々な方向に向かっていた根ですが、ここにきて一斉に真下に伸びてきました。しかし下にはキッチンペーパーがありますのでここに根が届くと、今度は上方向に種が動き始めます。もう少しで立ち上がりそうです。

 

2019年2月17日 茎の成長(種蒔きから13日目)

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 さらに3日が経過しました。大豆は完全に立ち上がり、横から見ると容器から頭が出てきています。こうなると蓋が邪魔になってしまうので、今日からは蓋を取って育てていきます。

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 豆の部分に近付いて観察すると、まだ種の薄皮が付いたままです。手で取れなくはないですが、あまり乱暴に扱うと茎から豆が取れてしまうかもしれません。とりあえずこのまま様子を見ていこうと思います。

 

2019年2月19日 薄皮にカビが生える(種蒔きから15日目)

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 最近、育つスピードが早くなり、1日あたり1cmくらい伸びている気がします。

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 茎は今このようになっています。太さは3mmくらいで、色は真っ白です。きれいに真っ直ぐ成長するかな?と期待していましたが、キッチンペーパーを上手くつかめていないのか、横や斜めに向かっている株も多いです。

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 豆の薄皮はいつの間にか外れて、下に落ちていることがあります。

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 その薄皮ですが、困ったことにカビが生えているものを発見してしまいました。しかしよく見ると薄皮だけに生えていて、豆本体までは行っていません。そこでカビた薄皮のみを指で取り除き、そのまま育てることにしました。もしもカビが広がるようでしたら、残念ながら栽培中止になります。何事も起きなければ良いのですが、どうでしょうか…

 

2019年2月23日 収穫&試食(種蒔きから19日目)

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 前回から4日が経過しました。大豆は高さ10cm以上になっており、垂直に育っているものや、斜めに伸びたせいか頭が垂れているものがあります。心配していたカビは広がらず、特に何も起きなかったので一安心です。

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 根元を見てみましょう。最初に出た根から、細い側根が無数に出ているのが分かりますね。これらが互いに絡みついて地上部を支え合っています。

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 豆の部分からは黄色い双葉が出かけています。やはり真っ暗な中で育てているので、緑色にはならないようです。

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 種の薄皮は成長すれば自動的に取れると思っていましたが、そうではありませんでした。食べると口の中に残りそうなので、調理する前に取り除こうと思います。

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 茎だけを見ると、色や形といいまるで緑豆もやしのようです。もう十分に成長していますので、収穫作業に入ります。 

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 根はお互いに絡み合っているだけなので、引っ張り上げればゴソッと取れそうな雰囲気です。しかし実際にやってみると意外に根が張っているようで、内カゴごと持ち上がってしまいました。

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 それが駄目ならば、数本ずつ抜いていくしかないです。このように2~3本を指で軽く持って、上方向に引っ張ります。

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 すると簡単に抜けました。この作業を20回ほど繰り返して、容器の豆もやしを全て回収します。

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 これで収穫は完了です。根が付いていますので、容器に入っていた時よりも長く感じます。

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 茎は見るからに美味しそうな感じを醸し出しています。

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 一方で根の部分は茎と違って、薄い茶色にくすんでいます。また手で触るとゴワゴワしており、食べるには固そうな印象があります。

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 では早速、採りたてを調理していきましょう。まずは前処理をしていきます。食べにくそうな根の部分を包丁で切り、また黒ずんで傷んでいる豆部分も一緒に取り除きました。

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 次に豆に付いている薄皮を外していきます。この皮は乾燥しており、指でつまんでも千切れて手間ばかりかかってしまいます。そこで水に10分ほど入れ、薄皮をふやかしてから取り外しました。

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 薄皮を取ると、きれいな豆もやしとなりました。これで調理前の作業は終わりです。
 実際にやってみて分かったのですが、豆もやしの前処理は、この薄皮取りに一番手間がかかります。今回は少量でしたが、もっとたくさんあると非常に面倒な作業だと思いました。

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 今回は豆もやしをお浸しにして食べたいと思います。お湯で5分ほど茹で、ザルに開け水気を切ります。 

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 この茹で上がった豆もやしに出汁醤油を入れて、軽く混ぜ合わせます。味を馴染ませるために少しの時間を置き、器に盛り付ければ完成です。
 食べると豆の部分はコリコリ、茎はシャキシャキとした食感で美味しいです。出汁もしっかりと効いているので、予想以上に箸が進みました。前回育てた豆もやしと比べると、今回の方が茎の食感が良い気がします。
 ただ少し残念だったのは、茎の繊維質が少し口の中に残ってしまうことです。飲み込めないほどの固さではありませんが、柔らかかったらさらに美味しかったでしょう。今回は約20日間の栽培でしたので、もしかしたらこの長さのせいで固くなってしまったのかもしれません。次回の栽培では、この点を改善したいですね。

 

まとめ

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 それでは今回の栽培まとめとなります。

  • 豆もやしは種蒔きから19日目で収穫できました。途中でカビが生えた薄皮を発見しましたが、取り除いたところそれ以上広がりませんでした。

  • キッチンペーパーの上で育てると、上手く根が張れないのか茎が垂直に育たない株がありました。しかし逆に収穫の時は、その軽い根張りのおかげで簡単に抜くことができました。

  • お浸しにして食べると、豆はコリコリ、茎はシャキシャキしていて美味しかったです。しかし少し筋っぽさがありましたので、次の栽培では改善したい点です。

  長くピヨ~ン伸びた豆もやしを作ってみようと思い、今回の栽培を試してみました。収穫したものは少し繊維質が多かったですが、初めてにしては上手く育てられたと思っています。栽培方法は何となく分かったので、次回育てる時にはもっと長く、そして柔らかい茎となるようにしたいです。それでは、この記事が豆もやしを作ろうとしている方の参考になれば嬉しいです。