「アイスプラント」を水耕栽培。大きくなったら液肥に塩を入れて育てる予定です

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 「アイスプラント」と呼ばれる野菜をご存知でしょうか?この野菜は非常に個性的な見た目をしています。なんと葉や茎に小さな粒々がたくさん付いているのです。これは余分な塩類を出すための袋で、透明でキラキラと輝いています。初めて食べた時は、プチプチした食感とほんのりとした塩味に驚きました。

 塩味の秘密は育て方にあります。普通の野菜は塩水を与えると枯れてしまいます。しかしアイスプラントは塩水をあげて成長させるのです。体に取り込まれた塩分はツブツブの袋に溜め込まれ、これが塩味の元になっています。ちなみに海水と同じくらいの塩分濃度(約3.5%)でも耐えられるので、塩害にあった土地を浄化する研究にも使用されているとのことです。

 アイスプラントの肉厚な葉を見ていると、何となく水耕栽培でも育てられそうな気がしてきました。そこで今秋にはアイスプラントの栽培に挑戦することに決めました。種はホームセンターに売っているのを見たことがあります。早速買ってきたので、栽培装置を用意して種蒔きをしましょう。  

 

 

 

 

アイスプラントの品種と種

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 品種は「プチサラ」で、種はコーティングが施され直径2mmくらいとなっています。アイスプラントの種はかなり小さいので、この加工により蒔きやすくしているとのことです。
 発芽率を確認するために種袋の裏面を見ると、まさかの《50%以上》となっていました。今まで買った種の中で一番低いかもしれません。1袋に20個の種しか入っていないので、仮に半分しか芽が出なかったとしたら実質10個です。実際の発芽率はもっと良いことを期待しています。

 

栽培装置

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 使用する栽培装置は、この記事《水道管の継ぎ手を利用した水耕栽培装置。これで培地のコストが少なくなるはずです》を参考にして組み立てました。継ぎ手にはTS-FS25を使用しています。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。1.5kg入りのものもありますが、家庭菜園レベルでは500g入りが一番使いやすいです。 

 

2019年9月1日 種蒔き

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 培地に種を3個ずつ置き、厚さ数mmとなるように覆土をしました。予定では最低1個は発芽してくれるはずです。
 液肥は継ぎ手の底に触れない程度の量(約2L)を入れました。何もトラブルがない限りは、この量で育てていきます。

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 アイスプラントは温度が25℃を超えると発芽しにくくなります。今の外気温は30℃くらいありますので適温とは言えないです。そこで保冷剤を入れたクーラーボックスに栽培装置を入れ、20〜25℃となるように調整しました。この状態で芽が出てくるのを待ちます。 

 

2019年9月3日 1つ発芽しそう

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 アイスプラントの種に変化がありました。この写真では全く分かりませんので、拡大してみます。

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 1つの種から細い茎が出てきました。まだ双葉は種の殻の中に入っており、姿を見ることはできません。このままクーラーボックスの中に置いておくと、光がないので徒長してしまうでしょう。そのため栽培装置を取り出し、比較的涼しい明るい日陰に移動させました。
 現在、9月と言うのに暑いです。今週は最高気温が35℃に達する日もありそうなので、アイスプラントの発芽に影響がありそうです。やはりもう少し涼しくなってから蒔くべきだったでしょうか… 

 

2019年9月6日 発芽(発芽から0日目)

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 今のところ、全ての継ぎ手で1個ずつの芽が出ました。本日を「発芽0日目」として記録をしていきたいと思います。

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 前回報告した一番最初に出た芽は、少し徒長気味です。クーラーボックスで発芽させた場合、タイミングが悪いと24時間暗闇の中で成長することになります。もしかしたら光に当たる時間が短くて徒長したのかもしれません。

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 一方で、こちらは2つ目以降の芽になります。日陰とは言え光がある環境で発芽したので、茎は間延びしていません。やはり次からは無茶をせず、発芽適温になったら種蒔きたいと思います。

 

2019年9月14日 全く成長せず(発芽から8日目)

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 発芽してから約1週間。双葉が開いた株は本葉が出ると思いきや、全く変化がありません。アイスプラントの成長は遅いと聞いていましたが、これほどとは…

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 現在、各継ぎ手に1株ずつ生えていますが、その1つが急に倒れてしまいました。やはり気候的に種蒔きはまだ早かったのでしょうか?この継ぎ手は一旦このままにしておいて、もう少し涼しくなったら追加で種蒔きをしたいと思います。

 

2019年9月15日 本葉?(発芽から9日目)

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 昨日、 アイスプラントが全く成長していないと書きました。しかしよく目を凝らして見たところ、双葉の間に何かがあるのを発見しました。この写真では見えないので拡大します。

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 双葉の付け根に本葉っぽい?ものがあります。あまりにも小さいので確証はありませんが、数日待てば答えが分かるでしょう。

 

2019年9月22日 本葉が出る(発芽から16日目)

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 前回より1週間が経過しました。やはり双葉の間にあったものは本葉でした。

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 ゴマ粒よりも小さかった本葉は成長し、今では双葉と同じ大きさとなっています。

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 本葉を超拡大した結果、葉の表面に水滴のようなものが付いているのが分かりました。この大きさでもアイスプラント特有の塩を溜め込む袋ができているようです。正直な話をすると、この粒々よりも、この粒々を撮れるカメラに驚きました。

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 最近は気温が下がってきたので、ダメだった継ぎ手に種を蒔き直しました。3個を追加して蒔いて全部発芽したので、発芽率は100%です。やはり気温が大切ですね。
 下の写真になりますが、最初に発芽した株は、葉の重さに耐えられず倒れてしまいました。もし調子が悪いようならば、奥にいる発芽した方の株を育てたいと思います。 

 

2019年9月28日 株が倒れる(発芽から22日目)

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 この位置から見ると代わり映えしないですが、それぞれの株はちゃんと成長しています。

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 新しく蒔いた種は本葉が出てきました。こちらも目では見えないくらいの粒々がたくさんあります。

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 最初に芽が出た株に引き続き、2番目の株も倒れてしまいました。しかし不調で倒れたわけではなさそうです。もしかしたらこの状態で育つのかもしれないので、とりあえず様子見です。
 発芽してから現在まで、日の光が数時間しか当たらない日陰で育てているのですが、いつ日なたに出そうか悩んでいます。直射日光に当たると溶けてしまいそうで怖いです。今の段階では、最高気温が25℃を下回った頃に移動しようかなと考えています。

 

2019年10月13日 日なたに移動(発芽から37日目)

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 やっと暑さも収まってきましたので、先週あたりから日なたに出して育てています。適温になったおかげか、いくらか成長スピードが上がった気がします。

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 以前、株が倒れてしまうと報告しましたが、どうもこれで正常みたいです。今は全ての株が写真のように倒れながら成長しています。もう少し大きくなったら間引きをして、1つの継ぎ手に対して1株にしようと思っています。 

 

2019年10月27日 急に成長(発芽から51日目)

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 朝晩が寒くなってきた今日この頃、アイスプラントの適温になったのか急に成長してきました。

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 指先と比べると、このくらいの大きさになっています。前回の写真とは姿が全く違いますね。やはり種蒔きは適切な時期に行うべきなのを再確認しました。 

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 3株のうち、この株はまだ小さいです。きっとこれも来週には大きくなっていることでしょう。

 

2019年11月9日 縮れ根(発芽から66日目)

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 前回より2週間が過ぎ、栽培装置の外に出るくらいまで成長しました。今のところ縦方向よりも、横に広がっています。

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 大きくなりそうもなかった中央の株も、やっとエンジンが掛かってきました。

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 アイスプラントの手触りは非常に気持ち良く、しっとりとした感じが赤ちゃんのほっぺのようです。いつまでも撫でていたくなります。

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 根の量はだんだんと増えてきています。他には見られない特徴として、縮れ麺ならぬ「縮れ根」なことが挙げられます。
 今まで育てた野菜の根は、真っ直ぐに伸びていました。しかしアイスプラントは小さくカールしながら伸びています。土で育てると根の状態が全く見えないので、観察という点では水耕栽培の方が分かりやすいですね。

 

2019年11月17日 移植(発芽から74日目)

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 アイスプラントは、こんなに大きくなる植物だったのですね。どこまで育つのか分かりませんが、このままですと確実にジャングル状態になってしまいます。そこでこれらを移植して、1株1栽培容器にしようと思います。

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 しかしこのままでは根が絡みついており、蓋から抜くことができません。

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 多分大丈夫…と思いながら、ハサミで間を切りました。これで継ぎ手が抜けます。

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 あとは栽培容器を用意して差し込むだけですが、その前に小道具を作ります。適当なアルミ線を曲げて、この様な形にしました。

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 使い方は簡単で、栽培容器の対角線上の縁2箇所に掛けるだけです。
 ここ最近、水道管の継ぎ手を使った栽培で「根腐れ」が多発しています。これは栽培装置の密閉性が高く、空気が淀んだために起きたと考えられました。そこで空気が出入りできるように、縁にアルミ線を取り付けて蓋を少し浮かせています。

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 さらに根腐れ対策として、液面を継ぎ手の底以下に維持して育てます。これは根と空気の接触面積の増加による、根腐れ防止効果を期待しています。

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 色々と難しいことを書きましたが、これにて移植の完了です。左の株は今まで使っていた容器なので、後ほど新しい容器に変える予定です。
 1株に対して1つの容器になったので、十分に育つ空間ができました。これからどう成長するのか、再び記録をしていきましょう。

 

2019年11月24日 脇芽が出る(発芽から81日目)

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 先週に移植をしましたが、何事もなかったように育っています。さらに一回り成長し、栽培装置の蓋を覆いそうな勢いです。

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 ここ最近新しい根が出てきたな、と思っていたら、

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 なんと脇芽が生えてきたではありませんか!アイスプラントはまだまだ大きくなるようです。この芽が育ったら、最初の収穫ができそうですね。

 

2019年11月30日 霜焼け?(発芽から87日目)

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 最近、葉や芽をナメクジに食べられる事件が起きています。この株は被害が少なかったのですが、他のものは芽をまるまる1つ食べられてしまいました。
 我が家のナメクジは特定の場所に出没するようなので、栽培装置を他の場所に移動させて様子を見ています。

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 脇から伸びてきた芽は順調に成長しています。

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 昨日の夜、懐中電灯を片手にアイスプラントの様子を見に行きました。その時に気付いたのが「葉の萎れ」です。触るとふにゃりとしていて、水分が足りなさそうな感じです。変だな…と思いつつ翌日、つまり本日を迎えました。
 一晩たっても元には戻らず、やはり萎れたままです。萎れは新芽よりも、大きく育っている葉の方がひどいです。2日前はシャキッとしていたので、この24時間で急変したようです。
 最初は根腐れを疑いました。しかし特に褐変している部分はありません。また病気の症状もなく、株元の茎にもナメクジにかじられた跡は見当たらなかったです。

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 困ったことに原因が不明です。そこで葉を観察してみることにします。
 上が萎れている葉、下が正常な葉の拡大写真です。萎れた葉はツブツブが完全になくなって、跡がクレーターのように浅く凹んでいるのが分かります。
 不可解なこととして、この株だけではなく、移植した2株にも同じ症状が見られることです。全てが同じタイミングで根腐れをしたり、病気になるのは考えにくいです。そうなると環境の変化によって葉が萎れたのかもしれません。

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 天気予報を確認すると、数日前から今シーズン1番の寒気がやってきているそうです。もしかしてと思い家族に聞くと、一昨日は霜が降りていたのことでした。どうも葉の萎れの原因は「霜焼け」だったようです。これならば3株が同時になるのも納得できます。
 そこで霜対策として、装置に支柱を立てて不織布をかけておきました。これできっと大丈夫なはずです。
 ダメージを受けてしまった葉は、枯れ落ちてしまうかもしれません。今育っている新芽に頑張って育ってもらいましょう。

 

2019年12月15日 回復(発芽から102日目)

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 現在、霜よけとして不織布を掛けて育てています。幸か不幸か、あの時を除いて霜が降りた日はないので、まだ効果のほどははっきりしません。

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 霜の被害にあった葉は回復したものもありますし、このように黄色くなって枯れる寸前のもあります。

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 主枝から出てきた脇枝は、どんどん伸びています。 場所によっては孫枝(ひこえ)も出ています。

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 前回、アイスプラントがナメクジに食べられた話をしたかと思います。 その時には気付きませんでしたが、どうも先端の成長点も食べられてしまったようなのです。もう育つのは無理かなと思っていたら、なんとその脇から新しい芽が出てきました。
 写真では分かりにくいのですが、2つの小さな芽が見えています。アイスプラントは意外と強い植物のようですね。出てくる脇芽が増えれば、収穫量も増えるはずです。ナメクジが私の代わりに摘心をしてくれたと思うことにしましょう。

 

2020年1月19日 枯れ葉の整理(発芽から137日目)

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 寒さも深まり、アイスプラントの成長は一段と遅くなりました。すでに発芽から137日目。大きくなるにはまだ時間がかかりそうな雰囲気です。

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 今日の朝は特に寒かったらしく、水が凍っていました。そのせいか所々の葉がダメージを受け、黄色く枯れ落ちそうになっています。

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 ここまで状態が酷いともう回復しないでしょう。そこでこれらの葉を全て取り除きました。大きな葉がなくなったのでスカスカです。もし寒さの被害がこれ以上増えるようでしたら、室内に取り込むことも考えなくてはなりません。

 

2020年2月8日 寒さによるダメージ(発芽から157日目)

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 寒さによるダメージで、大きい葉が全て駄目になってしまいました…多分、先日の朝に記録した-3℃の低温がとどめを刺したのだと思います。

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 残っている葉は、このように全て小さいものだけです。これより大きい葉は枯れているか、萎れているかのどちらかです。

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 さすがにこれ以上屋外に置いておくと、寒さによって枯死しそうです。そこで日光が入る暖かい窓際に取り込みました。春になるまではこの場所で養生します。かなりの被害を受けたので、回復してくれるか少し不安です。

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 ところでこの写真、不織布に包まれて何が何だか分からないと思いますが、中にはアイスプラントがいます。

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 防寒を取ると、青々とした元気なアイスプラントが育ってるではありませんか!先程の室内に取り込んだ株とは、見た目が雲泥の差です。

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※2019年11月17日撮影

 この株は以前移植した3株のうちの1つです。写真で言うと、左側の成長が最も遅い株になります。実はこのアイスプラント、秋に先端部を丸ごとナメクジに食べられてしまったのです。

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※2019年12月15日撮影

 成長点がなくなったアイスプラントは、長い間成長しませんでした。それでも諦めずに見守っていると、何と12月中旬に脇芽が出てきたのです。と言っても他の株よりは断然小さく、ちゃんと育つのか疑問でした。そこでものは試しと、エアレーション(通称:ブクブク)をして育てることにしたのです。
 もちろん他と同じように屋外で育てるつもりでしたので、寒さ対策が必要です。ただ支柱を立てるのが面倒だった私は、防寒のための不織布はベタ掛けにして手間を省きました。

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 このベタ掛けが良かったのか、それともエアレーションの効果なのか、同じ環境で育てたにも関わらず、この株は元気で、もう一方は枯れかける程のダメージを負っています。並べて比べると、葉の色が全然違うのが分かりますね。
 ちょっとした栽培条件の違いにより、ここまで差が出るとは驚きです。今後は回復中のアイスプラントだけではなく、エアレーションをしている方の成長具合も紹介していきたいと思います。 

 

2020年3月7日 エアレーション株は元気(発芽から185日目)

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 エアレーションをしているアイスプラントは非常に元気です。もう少しで栽培装置を覆ってしまいそうな勢いです。

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 枝の途中から分岐し、育ち、また分岐する…倍々ゲームで増えていっています。

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 厳寒期を過ぎた頃から、新しい根が伸びてきました。先端の藻が生えていない白い部分が新しく成長した根です。

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 この穴の下にエアーストーンを入れてエアレーションをしています。液肥が飛び散るのか、穴の周りに乾いた液肥の成分が円状に付いていますね。

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 ところで、室内で養生しているアイスプラントは今このようになっています。1ヶ月前よりも更に小さくなってしまいました。

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 培地近くにあった葉が枯れて、そこにカビが生えています。このままでは悪影響がありそうなので、枯れ枝や枯れ葉を整理していきましょう。

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 すると、こうなりました。毛を刈り取った羊やアルパカを連想させるような縮こまり具合です。全盛期と比べると、9割方の葉がなくなりました。

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 しかし一応は新芽が残っているので大丈夫そうです。と言いつつ、ちゃんと回復するのか不安が残ります。再び室内に置いて成長が再開するのを待ちます。

【追記】
 別の記事で、アイスプラントの冬越しについての記事を書きました。気温が0℃になったり、霜が降りるとダメなようです。
水耕栽培アイスプラントの冬越し方法を考察。なぜか不織布+エアレーションで耐寒性が上がりました

 

2020年3月11日 屋外に移動(発芽から189日目)

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 最近、暖かくなってきています。もう気温が0℃になったり、霜が降りることはないでしょう。そのため養生していたアイスプラントを屋外に移動させました。早く新芽が出てくると良いですね。

 

2020年3月20日 寒さによる被害(発芽から197日目)

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 エアレーションをしているアイスプラントは非常に調子が良く、これならば近々収穫ができそうだと思っていました。しかし本日、不織布を開けて成長を確かめたところ、何と一部の葉が黄色くなったり、完全に萎れているものがあったのです。

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 あれほど元気だった葉が、今はこのように垂れています。この感じは前にも見たことがあります。たぶん「寒さ」にやられたのでしょう。
 先週、気温が一気に下がり、みぞれが降った日がありました。このアイスプラントは軒下に置いており、また不織布を掛けていたので、直接みぞれに当たってはいないと思います。それでも大きい葉は低温によるダメージを受けてしまったようです。

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 とりあえず萎れた葉は全て切り取りました。これで光が入りやすくなったので、新芽が出てくるはずです。それにしてもこのアイスプラントは、いつになったら収穫できるのでしょうか…

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 ところで元気な葉に謎の白い部分が発生しています。この葉だけではなく、

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こちらの葉にもあります。印象としては、表面を食べられている感じです。寒さでこうなるとも思えないので、何か虫にかじられたのでしょう。これからは何かいないか、注意深く見ていこうと思います。

 

2020年3月22日 養生アイスプラントの撤収(発芽から199日目)

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 養生をしていたアイスプラントは駄目っぽいです。気温が上がってきたにも関わらず、全く動きがありません。

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 新芽は出ることなく、以前と同じ姿のままです。

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 変化したところとしては茎です。緑色だったものが今は赤く色付いています。また表面にあるツブツブはなくなり、乾燥したような状態となっています。

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 栽培筒を持ち上げると、根が自分自身の重さで千切れてしまいました。完全に根の機能を失っています。この状態から回復させるのはおそらく無理でしょう。残念ですが、このアイスプラントは撤収するしかなさそうです。
 アイスプラントの残りは、エアレーションをしている1株のみとなってしまいました。まだ収穫はできていませんので、枯らさないよう大事に育てていきたいと思います。

 

2020年3月28日 初収穫(発芽から205日目)

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 発芽から205日目となりました。栽培中に幾度となくトラブルに見舞われ、3株中1株しか残っていません。そのアイスプラントも何とか食べられるほど大きさになったので、本日収穫をします。と、その前に葉の状態を確認します。

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 先日の寒さで張りをなくしていた葉が、徐々に黄変を始めています。このままにしても回復はしないので、撮影後に切り取りました。
 アイスプラントを育てて分かったのは、気温が3℃を下回ると低温による障害(葉の萎れ)が起き始め、霜や雪に当たると枯れる程のダメージを受けることです。また新芽よりも大きく育った葉の方が、寒さによる害を受ける傾向がありました。もしアイスプラントを越冬させる場合は屋外ではなく、室内やビニールハウス内に置くのが良いと思います。

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 それでは待ちに待った収穫です。枝の先端部をハサミで切っていきます。

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 これで収穫完了です。新芽なので非常に柔らかそうです。

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 アイスプラントは枝を残しておけば、脇芽が伸びて何回も収穫できます。そこで今回は手に乗るくらいの量までとし、株の成長を優先させました。

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 収穫した葉を観察すると、アイスプラント特有の粒々(塩のう)は小さく、表面では直径0.5mmくらいです。

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 裏面では比較的発達していますが、それでも不十分です。やはり液肥の塩分だけでは葉の粒々は大きくならないようですね。
 それでは試食をします。写真の葉を食べてみると、かなりシャキシャキとした食感です。クセは少ないですが少し青臭い気がします。また塩味はほぼ感じられませんでした。何より驚いたのは「酸っぱかった」ことです。ほのかではなく、しっかりとした酸味があります。以前食べたアイスプラントには酸味がなかったので、腐っているのかと思いました。
 調べると、アイスプラントは夜から朝にかけて有機酸を作るそうで、この酸が酸っぱい原因とのことでした。確かに、収穫したのは朝9時前です。そこで夕方に採って食べたところ、酸っぱくなかったです。私としては酸味がない方が好きなので、次の収穫は午後にしようと思っています。

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 収穫することに夢中で収穫後の写真を撮り忘れてしまいましたが、まだ栽培は続けています。今回は葉の粒々が小さかったので、次回は収穫前に食塩を入れて大きくしたいと思います。

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記事中の写真は、全てこのデジカメを使って撮影しています。シリーズの中では一番廉価なカメラですが、私にはもったいないくらいの性能です。大きさ数mmの本葉にある0.1mmほどの塩を溜め込む袋を撮影できていたのには驚きました。

 


タキイ種苗 アイスプラント
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