我が家ではお昼ご飯に麺類、例えば焼きそばや煮込みラーメンなどが定番のメニューとなっています。美味しいので私は好きなのですが、食べながら不満に思っていることがあります。それは「箸で取りにくい」ことです。
麺をたくさん取ろうとして箸でつかむと、麺同士が絡まって欲しい量以上が取れてしまうことがあります。また高確率で麺だけしかつかめず、肉など具は2回目で取らなくてはならないのです。
個人的には、麺料理を食べる時の取り分けが非常に面倒なのです。そこで状況を改善するために『トング』を買いました。今回の記事では購入したトングについて紹介します。
数ある商品の中から購入したのは「柳宗理」のトングです。このトングは取っ手から先端まで全てステンレスでできています。表面はマット加工が施されており、上品な輝きと共に水垢が気になりにくい仕様となっています。サイズは大きくもなく小さくもない、手に収まる丁度良い大きさです。
ブランドのロゴは柄の内側にあります。「Martian」とは火星人を意味する単語ですが、隣にいる変な生き物が火星人なのでしょうか?
※出典:wikipedia
私がキッチン道具を買う時に最も重視しているのは「洗いやすさ」です。例えば写真のような金属板を折り曲げて作ったトングはスポンジが入りにくので、非常に洗いにくいです。またヒンジの部分は分解できず、長く使っていると汚れが溜まってしまうでしょう。
また通販サイトでトングの一覧を見ていると、先端がシリコンゴムで覆われているものが多いです。これはこれで傷が付かなくて良いのですが、本体とシリコンゴムの継ぎ目を意識して洗わないといけないので少々面倒です。
その点、今回購入したトングは継ぎ目や隙間が一切ないので、スポンジでひとなでするだけでOKです。金属製ですので油がギトギトの料理に使っても、温かいお湯を使えば1回で全て落とせます。先端にシリコンゴムを使っているトングの場合、このゴムと油の仲が良いせいか2回くらい洗わないと油が取り切れません。この差はかなり大きいです。
購入したトングには2つのバリエーションがあり、食材をつかむ部分に「穴がある」ものと「穴がない」ものです。商品説明を読むと、穴ありの方は水抜けが良いと書いてありました。食材を茹でるの時に使うのかな?と思ったのですが、今回は価格が安かった穴なしバージョンを選びました。
シンプルさ故、だんだんと書くこともなくなってきました。そこで次は実際に使ってみましょう。ターゲットは焼きそばです。大皿から取り分ける時に使うと、目論見通り具合が良いです。箸の時よりも麺や具をガバッと取れて、自分のお皿に移せます。箸でつかむ面積を《線》とするならば、トングは《面》、いや《3次元的》につかんでいる感覚です。些細なことですが、これにはかなり感動しました。
今では麺料理の時にこのトングが欠かせません。焼きそばや焼きうどん、煮込みラーメンもこれで取り分けています。まだ試したことはないですが、麻婆春雨も大丈夫だと思います。箸では滑って汁を撒き散らしながら落ちる春雨も、トングで挟めば解決です。
商品のレビューをする時にはできるだけ欠点も書くようにしていますが、このトングには思い付きません。サイズや質感、洗いやすさも良好ですし、価格も1000円台と手頃です。強い言うなれば先端が金属なので、テフロン加工のフライパンで使用する時には注意が必要な点でしょうか。ただし私の使い方のような、皿から皿に移す用途では全く気になりません。
かなり褒めてしまったこのトングは、今まで買った料理道具の中でも1,2を争う使いやすさです。早く買っておきなさいと、過去の自分に言いたいほどです。もし麺料理を取り分けるのに困っている場合は、トングを購入してはいかがですか?おすすめのキッチン道具です。
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この商品が今回紹介したトングです。柳宗理の料理道具はお高めのものが多い中、このトングは1500円くらいとお手頃価格です。最近購入したキッチン用品で1番買って良かったものです。
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こちらは姉妹商品の「穴あき」トングです。穴のおかげで液体の切れが良いとのことですがはたして…値段もそれほど変わりないので、デザインで選んでも良いでしょう。