窓際で「ルッコラ」の水耕栽培に挑戦中。柔らかくてクセの少ない葉になる予定です

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 野菜が育つには栄養素と水、そして光が必要です。野菜の種類によって必要な光の強さは異なり、トマトは直射日光の下で、逆にミョウガは日陰で育ちます。もちろんその中間である半日陰を好む植物もいて、バジルや大葉と言ったハーブ系がそれに該当します。

 半日陰とは日光が数時間当たるところや、日が直接は当たらないけれど明るい場所を言います。部屋の中を見渡すと東向きや南向きの窓際が、半日陰の条件と一致しそうです。そこで今回は食べられるハーブを窓辺で育てることに決めました。

 半日陰で育つハーブは多くあり、どれにしようか迷います。窓枠は奥行き10cmしかないので、できるだけコンパクトに育つものが良さそうです。そこで見つけたのが「ルッコラ(別名:ロケット)」です。ルッコラは光が当たり過ぎると、苦味が出たりや葉が固くなってしまいます。と言うことは、窓際の柔らかい光ならば美味しく育つのではないでしょうか?また育ち切る前の比較的小さい時に収穫すれば、より柔らかい葉を食べられるはずです。

 私が普段使っている栽培装置は、5Lの食品保存容器を加工したものです。さすがにこのサイズだと窓枠に置けませんので、ペットボトルを利用してスリムなものを作成します。それではルッコラの室内水耕栽培のスタートです。

 

 

 

 

ルッコラの種

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 ルッコラの種は直径1〜2mmの球形をしています。色はまちまちで、濃い茶色もあれば薄いものもあります。種袋によると、品種名は『オデッセイ』とのことです。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2020年4月19日 種蒔きトレー作製&播種

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 今回の栽培では培地に種を直接蒔かず、一度スポンジの上で育苗してから移植しようと思います。この時に使うのが製氷トレーです。買ってきたままの状態では少し大きいので、窓枠に合わせるために加工をします。
 3列タイプの製氷トレーの1列分をノコギリで切り取り、底に直径1.5cmほどの穴を開けます。

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 この製氷トレーを適当な受け器、今回は半分に切ったペットボトルに入れて液肥を注ぎます。

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 スポンジをトレーに入れて何度か押し、液肥を十分に吸い込ませます。ここにルッコラ種を4個蒔きます。意図しない位置に行ってしまった種は、爪楊枝を使って移動させました。

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 最後に保湿用のトイレットペーパーを被せて完了です。トイレットペーパーはシングルの場合はそのままで、ダブルは半分に分けて使うと良いです。本当は白色のトイレットペーパーを使いたかったのですが、我が家にあったのはバラの香り付きで淡いピンクのものでした。たぶんこれでも大丈夫…だと思います。

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 種蒔きをしたトレーは南向きの窓際に置き、発芽するのを待ちます。今の時期は太陽の高さの関係で、直射日光は朝の1時間ほどしか入りません。その他の時間は明るい日陰の環境になります。参考までに照度を測定したところ、日光が当たる時は20,000~ 30,000lux、当たらない時は5,000~15,000luxでした。

  

2020年4月22日 発根

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 種の変化は思っていたよりも早く起き、2日目にして根が出てきました。あと数日もすれば葉が開くと思います。

 

2020年4月24日 発芽(発芽から0日目)

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 種蒔きから5日目で双葉が開きました。本日を「発芽0日目」として記録をしていきます。 発芽した種の割合は約90%と、良好な結果です。しかし双葉の一部が掛けているなどの株が少し多い印象です。 

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 直射日光が入りにくい明るい日陰でも、今のところは徒長していません。双葉もしっかりと緑色をしています。
 

2020年4月29日 1回目の間引き(発芽から5日目)

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 双葉が触れ合うくらいに育ってきたので、1回目の間引きを行いましょう。

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 このような発芽に失敗している株を根元から切っていきます。普通のハサミでも良いですが、糸切りバサミのような全体的に細いハサミの方が使いやすいです。

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 1つのスポンジに2~3株となるようにして、作業は終了です。今初めて知ったのですが、ルッコラはアブラナ科だそうです。通りで双葉が似ているはずですね。

 

2020年5月3日 2回目の間引き(発芽から9日目)

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 2回目の間引きは、もう少し本葉が大きくなってから行う予定でした。しかし予想以上に混み合っていますので、このタイミングで行います。

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 1番成長度している株を残して、残りは切り取ってしまいます。このまま成長するのを待ち、頃合いを見計らって栽培装置に移植します。

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 ちなみに現在の根はこのような状態です。スポンジの底から4~5本が出ています。まだ藻が生えていないので、きれいな白色をしていますね。

 

 2020年5月5日 栽培装置に移植(発芽から11日目)

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 現在のルッコラは本葉が2枚で、3枚目が出てきつつあります。特に成長が遅いものはないですが、1株だけ倒れながら伸びてしてしまいました。これは間引いてしまいます。

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 根はスポンジの底からかなり出てきており、魚の骨のような分岐も始まっています。このタイミングで栽培装置に移植をしましょう。

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 今回使用する栽培装置は、2Lのペットボトルを横にして作りました。詳細は別記事で紹介していますので、ご覧頂ければと思います。

【参考記事】
2Lのペットボトルで水耕栽培装置を作成。横向きに使うので窓際にも置けるでしょう

 

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 移植の方法は、まず水道管の継ぎ手に苗を入れ、これをペットボトルに差し込む形です。根を切らないように慎重に作業をします。

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 これで移植は完了です。この後にアルミホイルでペットボトルを覆って、藻対策の遮光を行いました。

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 ちなみに使った苗は3つだけなので、残りは処分することになります。少しもったいないので、製氷トレーに入れたまま成長させてみましょう。今まではトレーの片側に寄っていたので、スペースが開くように位置替えを行いました。

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 これらを再び窓枠に置いて、時々位置を変えながら栽培を続けます。
 先日、照度を測定して分かったのですが、白色のカーテンを閉めると明るさがアップするようです。窓から入ってきた光がカーテンで反射して、数値が上がったのでしょう。これからはカーテンを閉めて栽培をしたいと思います。

  

2020年5月10日 根の成長(発芽から16日目)

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 移植をしてから5日目になります。まだ目立った成長は見受けられません。

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 しかし根はかなり伸びており、地上部の数倍はあるでしょうか。形は直線状で、2ヶ所しか分岐をしていません。

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 3株を育てていて、気になる違いを見つけました。このように本葉がツルッとしている株と、

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細かい毛が生えている株の2種類があるのです。この差は栽培環境と言うよりも、種が持っていた元々の性質だと思います。毛がある方は固くないか気になるところです。

 

2020年5月12日 双葉がしおれる(発芽から18日目)

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 本日は今年初の夏日で、最高気温は30℃を超えました。昼間は晴れて非常に暑く、屋外にいると汗が吹き出てきます。この日の夕方、仕事から帰宅しルッコラを確認すると、1番小さい株の双葉が萎れていたのです。

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 双葉の一部分が乾燥し、葉全体かぐったりとしています。また本葉にも、朝にはなかった黄色い小さな斑点ができていました。念のため残りの2株も確かめましたが、こちらは特に変わったところはなかったです。
 萎れの原因として考えられるのは「気温が高くなりすぎた」ことです。ルッコラは窓とカーテンの間で育てています。今日のように気温が高く日差しがあると、この空間の温度は上がりすぎるのかもしれません。
 ある程度の大きくなっていた2つの株は耐えられたようですが、次はダメかもしれません。これからはカーテンを開放して育てることにします。

 

2020年5月17日 他の株にもダメージ(発芽から23日目)

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 ルッコラの成長差が大きいです。左と中央を比べると、本葉の面積で2倍くらいの違いがあります。この感じだと収穫時期にも影響がありそうです。

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 暑さ?によるダメージは遅れて他の株にも出てきました。この株は本葉の色が抜けて斑模様になっています。ただ枯れてはいないので、このまま様子を見ます。

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 以前、細かい毛が新葉に生えていると報告しました。その葉が大きくなったところ、毛は気にならないほどの密度に分散されました。縁に少し見えるくらいですので、食べてもゴワゴワしないでしょう。

 

2020年5月24日 倒れながら成長(発芽から30日目)

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 本日で発芽から1ヶ月となりました。さすがにまだ収穫できる大きさには育っていません。

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 分かりやすいように手と比較しました。一番成長している株は高さ13cmくらいです。ルッコラの収穫目安は丈が20~25cmなので、あと数週間はかかりそうですね。

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 今回は培地にスポンジを使っていますが、固定力が弱くて株が倒れてしまいました。プラスチック製カップなどを使い、支えながら育てる方が良さそうです。

 


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製氷トレーに穴を開ける時には、「ステップドリル」を使いました。ドリルビットよりも大きく開けられるので、1つ持っていると重宝します。ステップドリルで穴を開ける時は、電動ドリルを使うと短時間で作業ができます。予算が許すならば、取り回しの良いコードレスタイプをお勧めします。


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