水耕栽培で美しい小カブの収穫に挑戦!太くなってきたら土寄せをして肌を保護しましょう

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 2年前の秋、水耕栽培で赤カブを育てました《参考記事:カブの一種「もののすけ」を水耕栽培。物珍しさに惹かれたので育ててみます》。2ヶ月ほどで美味しいものが収穫できたのですが、見た目に関して気になる部分がありました。それはカブの皮にできた細かいひび割れや、不均一な色の濃淡です。

 この現象はおそらく、根の肥大化が地上で起きたためだと思われます。乾燥や直射日光にさらされた結果、表面が傷んで見た目が悪くなってしまったのです。ちなみにスーパーで売っているカブがきれいなのは、株元に土寄せをしているからです。この作業によって光を遮断し、さらに適度に加湿されるので、表面の傷みを防ぐことができます。

 そこで思い付きました。水耕栽培でも土寄せと同じことをすれば、美しいカブが収穫できるのではないでしょうか?方法としては、まず培地をプラカップの半分ほど入れて種を蒔き、成長させます。株元が太くなってきたら「培地を追加」して、実の部分を保護しつつ収穫まで待ちます。

 栽培は口径6.5cmのプラカップの中で行うので、育てる品種は小カブが良いでしょう。頭の中では上手く収穫できたので、現実ではどうなるのか実験してみます。それでは栽培のスタートです。

 

 

 

 

小カブの種

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 種は直径1.5mmの球形をしています。品種は『新金町かぶ』で、根の太さが3〜8cmになったら収穫できるとのことです。

 

水耕栽培装置

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 栽培装置はこの記事《底面給水式の水耕栽培装置を改良。水面が低下しても液肥が供給されるようにしました》を参考にして組み立てました。

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 通常はカップの7割ほどバーミキュライトを入れるのですが、今回は半分弱にします。株が大きくなってきたら残りのバーミキュライトを足す予定です。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2020年4月26日 種蒔き

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 種は1カップあたり4~5個を蒔きます。アブラナ科の野菜は発芽率が良いので、あまり多く蒔くと株間が詰まり、間引きの時に苦労するので注意です。
 種蒔きが終わった栽培装置は日の当たる屋外に出して、発芽するのを待ちます。

 

2020年4月29日 発芽(発芽から0日目)

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 双葉が開いたので、本日を「発芽0日目」として記録を取っていきます。発芽率はほぼ100%と、アブラナ科の種らしい結果でした。

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 発芽したカブは小さいので、害虫に食べられると跡形もなくなってしまいます。そこで栽培装置に針金で作った支柱を取り付け、その上から防虫ネット(不織布)を掛けました。この状態で大きくなるのを待ちます。

 

2020年5月2日 1回目の間引き(発芽から3日目)

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 双葉が大きくなってきたので、1回目の間引きを行いましょう。

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 特に種を5個蒔いて、全てが発芽したカップはかなり窮屈な状態となっています。この中から成長の遅いものや葉が欠けているものを選び、株元から切り取っていきます。

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 1カップに付き3株を残して、1回目の間引きは終わりです。カブの成長は早いので、数日後には2回目の間引きとなりそうです。

 

2020年5月5日 2回目の間引き(発芽から6日目)

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 前回から3日間しかたっていないのに、もう本葉が2枚となっています。それでは予定通り2回目の間引きを行います。

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 3株の中で一番成長の良いものを残し、間引きは終了です。これからは成長を見守るだけです。

 

2020年5月9日 肥大化はまだ(発芽から10日目)

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 先日、夏かと思うくらいの日差しが降り注ぎました。日光が蓋を通り抜けて液肥に当たると液温が上がってしまうので、この対策をしましょう。
 アルミ蒸着保温シートを蓋の形に切り取り、カップの差込口と同じ大きさの穴を開けます。そして蓋に取り付ければ完成です。このシートにより液肥槽が日陰になるので、液肥の温度が上がりすぎることはないでしょう。

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 発芽から10日目の株元はまだ膨らむ気配はありません。カブになるにはまだ時間がかかるようですね。

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 普段より培地の量が少ないせいか、根の出てくるタイミングが早いです。

 

2020年5月16日 土寄せ(発芽から17日目)

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 この7日間で一気に葉が茂りました。防虫ネットを張っているので、葉の虫食いは全くありません。

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 3日ほど前から株元の茎が膨らみ始めてきました。今は直径1cmまで成長しています。 

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 このまま地上で大きくなると乾燥や日光で、皮が荒れてしまうでしょう。そこで予定通りバーミキュライトを追加して、肥大化している部分を保護しました。この部分が育って再び地上に見えてきたら、その都度バーミキュライトを足して地中にある状態を維持します。

 


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