色々な場所が食べられる「シカクマメ」を水耕栽培しています。発芽適温が高いことに注意です

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 昨年、とある種会社のウェブサイトから商品を購入したところ、野菜や花のカタログが届くようになりました。ホームセンターでは見たことのない品種が多数載っており、読んでいるとつい買いたくなってしまいます。その中で目に止まったのが、ニガウリのようなキュウリのような、それでいてエンドウ豆っぽいような…そんな野菜「シカクマメ」です。

 シカクマメは名前の通りサヤが四角く、また角部分にはヒダが付いています。この野菜のすごいところは、サヤだけではなく葉や花、熟した豆、そして地下茎(芋)も食べられるところです。特に素揚げにした根は、ホクホクしてなかなか美味しいとのことでした。

 2020年の夏はこのシカクマメを栽培し食べることで、元気を付けたいと思います。栽培にはバーミキュライトを入れた5Lのバケツを使う予定なので、地下茎が太るかもしれません。もしダメだったとしても、サヤや葉などが食べられるので十分楽しめそうです。それでは栽培を始めましょう。 

 

 

 

 

シカクマメの種

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 種は茶色で、直径6mmほどの球形をしています。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2020年5月17日 種蒔き

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 今回の栽培では栽培装置に直接蒔かず、一旦ポリポットで育苗してから定植します。
 ポットにバーミキュライトを入れ、水道水で湿潤させます。ここに種を4個ずつ蒔き、1.5cmほどの覆土を行いました。
 シカクマメの発芽最適地温は25〜30℃と、かなり高温です。そのため屋外の太陽が当たる場所に置いて発芽するのを待ちます。

 

2020年5月24日 地上に見える

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 ここ数日は天候不順気味で、5月にも関わらず日中の気温が15℃しかない時もありました。地温を保つために室内への取り込みなどを行った結果、種蒔きから1週間で芽が出てきました。明日か明後日には全て出揃うと思います。
 ちょうど培地の表面が乾いていたので、本日から水道水→液肥に変えて育てていきます。

 

2020年5月25日 発芽(発芽から0日目)

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 芽が完全に出ましたので、本日を「発芽から0日目」として記録を取っていきます。
 まだ双葉は開いておらず、直立不動の状態となっています。まるで緑色のチンアナゴのような姿です。

 

2020年5月30日  間引き(発芽から5日目)

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 発芽から5日が経過し、スペード型の双葉が開きました。素晴らしいことに発芽率は100%です。
 しかし気になるのは同じ種・同じ培地・同じ液肥を使っているにも関わらず、右側のポットは成長が滞り気味なのです。 またこのポットでは、4株中3株に葉の縁が黒くなる現象も起きています。

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 特にこの株がひどい状態です。何か病気になっている可能性もありますが、現時点では原因不明です。

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 おそらく放置していても、良い結果にはならないでしょう。このタイミングで間引きを行ってしまいます。

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 どちらのポットも4株→2株に減らしました。今回の栽培は2本立てで行うので、間引きは1回で終了です。あとはこのポットのどちらかを選んで定植することになります。

 

2020年6月6日 栽培装置に定植(発芽から12日目)

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 ポットの成長差は広がり、左は本葉が展開している状態、右はやっと本葉が出てきた程度となっています。もちろん左側のポットを選んで定植します。

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 ポットから培地を取り出すと根が底まで回っています。定植するにはちょうど良い頃合いです。

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 出てきた本葉は3つの葉が1セットになっています。この形状は枝豆でも見られましたので、マメ科に共通した特徴なのかもしれません。

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 前回の間引きでは主枝を根元から切り落としました。普通はこれで終わりなのですが、なんとシカクマメは株元から2本の新しい芽を出してきたのです。かなり再生力の強い植物のようですね。

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 そこで今度は株元ではなく、主根を切って取り除きました。これならば再生することはないでしょう。

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 今回使用する栽培装置は、この記事《「バケツ」と「バケツが入る容器」を使ってバケツ式水耕栽培装置を作製。大型の野菜でも栽培OKです》を参考にして作りました。
 改良点としてはバケツに開ける穴を増やしたことです。もし根の量が多くなったとしても、この数ならば十分に対応できるでしょう。

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 バケツの底に不織布を敷き、その上からバーミキュライトを入れます。ある程度まで入ったら、ポットのシカクマメを乗せて位置と高さを調整します。そしてさらにバーミキュライトを入れます。

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 これで定植の完了です。まだ液肥槽は用意せずに、このまま側面の穴から根が見えるまで育てていきます。

 

2020年6月14日 液肥槽の取り付け(発芽から20日目)

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 本葉が数枝分増えて、少し大きくなりました。まだ成長はゆっくりですね。

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 今のところツル(巻きひげ)らしきものは見当たらないので、茎がらせん状に絡みつくタイプなのかもしれません。

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 側面の穴を見ると、根が出ているのが分かります。それではこのタイミングで液肥槽を取り付けましょう。

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 今回の液肥槽は、

・発泡スチロール箱
・黒色ビニール袋
・プラスチック板

を使用して組み立てます。
 発泡スチロールの内側に遮光目的の黒ビニール袋を掛けます。そして底にプラスチックの板、今回は薄いまな板を半分に切ったものを敷きます。この上にシカクマメのバケツを乗せて、液肥を注ぎます。

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 実際の写真がこちらです。発泡スチロールから出たビニールは内側に折り返し、液肥に光が当たらないようにしています。
 もし液肥槽が根で一杯になってしまったら、さらに大きな発泡スチロール箱を使った液肥槽に交換しようと思っています。

 

2020年6月20日 脇芽が出る(発芽から26日目)

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 シカクマメの成長は早くなっている気がします。あと数日たったら、防虫ネットを外す必要がありそうです。 

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 摘心をしていないのに、何故か脇芽がたくさん出てきました。これが成長すると支柱に巻き付くのでしょうか?

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 根は液肥槽に伸びつつあります。地上部の成長と共に、これからもっと増えていくでしょう。

 

2020年6月27日 栽培装置の移動(発芽から33日目)

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 葉の数が多くなってきました。今までと異なるのは、1本の長細い茎が伸びている点です。

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 その茎の先端は、何かを探しているような曲がり方をしています。これはやはり「ツル」でしょう。栽培装置を柵のある場所に移す時がやってきたようです。

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 液肥槽の根は思っていたよりも太く、魚の骨状に分岐が始まっています。
 現時点のシカクマメはそれほど大きくないので、今使っているサイズの液肥槽でも問題はありません。しかし今後葉が茂り、さらに真夏の気温35℃を超える暑さになると、この液肥槽では1日で水切れを起こす可能性があります。多数のツルが巻き付き始めたら液肥槽を交換するのは難しくなりそうなので、栽培装置を移動させるこのタイミングで、液肥槽をより大きなものに交換します。

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 新しい液肥槽のイメージがこちらです。発泡スチロールの蓋に穴を開けてシカクマメのバケツを差し込み、台で支える形になります。今回は台として、適当な大きさのタッパーを使います。また蓋の上にはアルミ蒸着保温シートを取り付けることで日光を遮断し、藻の増殖を防ぎます。

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 上の図を基にして作ったのが、この写真になります。使った発泡スチロール箱の大きさは、幅47cm 奥行き40cm 高さ23cmです。そのまま置くと柵よりもかなり低い位置になってしまうので、瓶ビールの輸送箱を使って丁度良い高さまで上げました。液肥は12Lを入れて、バケツの一番下の穴が浸るようにしています。

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 伸びていたツルを柵の近くに誘引すると、数時間で写真のように巻き付きました。
 まだ梅雨は明けそうもないので、シカクマメの成長はゆっくりでしょう。夏になったらどのようになるのか楽しみです。

 

2020年7月4日 伸びるツル(発芽から40日目)

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 培地の上にある部分は葉が大きくなり、緑色が増えてきました。またツルも伸びてきています。

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 前回の1本の他に3本が出てきています。自然のままにしておくと柵の方向に行かないので、上手く誘引してあげました。そのうち巻き付くでしょう。

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 柵の高さは低く、シカクマメにとっては小さすぎます。そこで長さ2mほどの竹を数本立て、その間を麻ヒモでつなぎました。これでいつ大きくなっても大丈夫です。 

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 一番成長しているツルは1mくらいの長さがあります。どこまで伸びるのか気になります。

 

 


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