「ラブリーパプリカ」の水耕栽培に挑戦します。実の色が緑→オレンジ→赤に変わる面白い品種です

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 100円ショップ内を歩いていたら、面白い種を見つけました。それは「ラブリーパプリカ」です。この種はプレミアムシリーズとして売られているもので、通常の種袋は2つで100円ですが、このシリーズは1袋で100円なのです。価格が少々高いですが、面白い品種を扱っているため個人的に好きです。

 購入したラブリーパプリカの説明文を読むと、比較的小型の実が成り、そして熟成度によって実が緑からオレンジ、そして赤色に変わるとのことです。様々な色の実が採れるならば、1株あるだけで彩り豊かなサラダができる気がします。これは育てるしかないでしょう。

 雰囲気的にパプリカの株は大きくなりそうなので、バケツと水切りざるを使った頑丈な栽培装置で育てようと思います。簡単な栽培の流れを書くと、ポリポットで育苗→栽培装置に定植→収穫 です。はたしてカラフルでラブリーなパプリカがたくさん採れるでしょうか?それでは栽培を始めましょう。

 

 

 

 

パプリカの種

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 種は直径2〜3mmの扁平型をしています。1つの種袋に入っていた種の数は7個でした。かなり少ないように思いますが、よく考えればベランダで育てるのは1株だけなので、この量でも十分です。

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 品種は「セニョリータ・オレンジ/セニョリータ・ゴールド」です。2つの名前が付いているのですが、種によって違うのでしょうか?
 ちなみに、こちらの品種は海外への持出が禁止されています。しっかりと品種改良されたパプリカの種が100円で手に入るとは、とても良い世の中になったものです。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2021年5月16日 種蒔き

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 まずはポリポットにバーミキュライトを入れて、液肥で十分に湿潤させました。ここにパプリカの種を3つ置いて、厚さ5mmとなるように覆土を行いました。このポリポットを南向きのベランダに出して発芽するのを待ちます。

 

2021年5月26日 発芽(発芽から0日目)

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 種蒔きから10日で双葉が開きました。思っていたよりも日数がかかった様に感じます。何はともあれ発芽をしたので、本日を「発芽から0日目」として栽培日記を付けていきましょう。

 

2021年5月29日 本葉が見える(発芽から3日目)

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 発芽から3日目で、本葉の先端3mmほどが見えてきました。大きくなるにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

2021年6月6日 間引き(発芽から10日目)

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 本葉が成長して、株同士の葉が触れ合いそうになってきました。それでは間引きをしましょう。

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 3株の中から1番育っているものを選び、残りは切り取ります。

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 これで作業は終わりです。定植はもう少し大きくなってからしようと思います。

 

2021年6月20日 定植(発芽から24日目)

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 しばらく見ないうちに、パプリカはだいぶ大きくなりました。葉は青々としており、健康状態が良さそうです。

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 培地をポットから外しました。根は底で巻いている感じもなく、張り具合も良好です。このタイミングで栽培装置に定植をしましょう。

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 栽培装置はこの記事《「バケツ&収穫コンテナ」を使った大型野菜用の水耕栽培装置の作り方。本体と支柱を分けることで強度を確保しています》を参考にして組み立てます。使うバケツの容量は8Lとし、水切りザルの底部には根が出やすいように5つの大きめな穴を開けました。

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 サクッと作業をして、定植の完了です。ポリポットとは異なり根を自由に伸ばすことができるので、これから一気に大きくなってくれるでしょう。

 

2021年6月26日 薬の散布(発芽から30日目)

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 植え付けから1週間が経過しました。葉の面積が増え、さらに丈が2倍くらいとなっています。

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 成長点の葉を観察すると、縮れたり変形しているものが見られます。さらに良く目を凝らすと、ごく小さな黄色い虫がいるようです。おそらくこの虫は「ミナミキイロアザミウマ」でしょう。

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 ただ待っているだけでは症状がひどくなるので、ここは薬を使って退治します。使うのは住友化学園芸の「ベニカベジフルスプレー」です。これを株全体に散布し、アザミウマがいなくなるか確認します。

 

2021年7月3日 主枝の分岐(発芽から37日目)

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 薬の効果は素晴らしく、アザミウマは全滅しました。これから新しく出てくる葉は、綺麗な状態になるでしょう。

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 週の途中で1番花が付きました。するとその箇所から主枝が分岐して2本となりました。調べた結果、パプリカやピーマンは蕾が付くとその場所で分かれる性質があるようです。

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 1番花の他に2番花もありますが、これらは株の充実を優先するために切り取ります。3番花からを実にしていきます。

 

2021年7月10日 咲きそうな3番花(発芽から44日目)

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 主枝は分岐を繰り返しながら、上へ上へと成長しています。もうそろそろ支柱を立てた方が良いかもしれません。

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 1番花より下から出てくる脇芽は、手で取り除いています。これにより主枝に栄養を集中させます。

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 3番花は膨らみつつあり、あと数日で咲きそうです。

 

2021年7月13日 開花(発芽から47日目)

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 本日、正確には昨日に3番花が4個同時に咲きました。
 普通サイズのパプリカは開花後40日くらい収穫となるようです。ミニパプリカの場合も同じでしょうか?観察を続けていきましょう。

 

2021年7月18日 1つが結実(発芽から52日目)

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 最高気温35℃の中、3番花以降も順調に咲いています。どうやらパプリカの花は、数日で萎れて落ちてしまうようです。

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 最初に咲いた4つの3番花のうち、1つが結実しました。現在の大きさは1cmほどです。このまま順調に大きくなってほしいものです。

 

2021年7月24日 幅3cm(発芽から58日目)

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 最近は最高気温が35℃になる日が多いため、水切れに注意しながら育てています。

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 少しでも水やり回数を減らすために、株元に適当な大きさに切ったアルミ蒸着保温シートを被せました。これにより培地に風や直射日光が当たらなくなるため、水分蒸発が若干遅くなるはずです。

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 3番花の実は幅3cmとなりました。どうやら、これ以上は大きくならないようです。確かにミニサイズのパプリカですね。

 

2021年8月8日 支柱立て(発芽から73日目)

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 株が充実すると共に、風によって転倒する可能性が出てきました。そのため収穫カゴを利用して支柱を立てています。

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 支柱の構造としては上のイラストになります。収穫コンテナの角に長さ150cmの支柱を結束バンドで取り付けます。そして支柱の間にビニールひもを渡して、株が傾き過ぎるのを防止します。これでかなりの強風が吹いても安心です。

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 成長しなくなった実は、未だに緑色のままです。ノーマルサイズのパプリカの育て方を調べると、完全に色付くには2ヶ月かかるそうです。このミニパプリカはまだ1ヶ月も経っていません。収穫はまだまだ先になりそうです。

 

2021年8月21日 色付き開始(発芽から86日目)

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 3番花だった実の着色がとうとう始まりました。現在、全体の1/3がオレンジ色になっています。この実の受粉日は7月15日くらいですので、1ヶ月以上は緑色だったようですね。収穫までもう少しです。

 

2021年8月22日 オレンジ色になる(発芽から87日目)

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 枝葉が伸びて、コンテナの幅と同じくらいになってきました。葉は夏の強力な直射日光を浴びていても焼ける気配がないです。素晴らしいです。

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 株元は太くなり、木質化が進行しています。調べて驚いたのですが、ピーマン系は多年草らしいのです。室内で越冬すれば翌年も同じ株を使えるとのことでした。

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 花や実は次々と出てきており、衰え知らずです。同じ節から2つの実が付いている場合もあります。

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 色付き始めた昨日の実を同じ角度で撮りました。1日で全体が鮮やかなオレンジ色となったようです。これから赤色に変わっていくのでしょう。

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 あまり大きな被害ではないですが、一部の葉がコナガに食べられて穴開きとなっています。そこでコナガの退治薬である「ゼンターリ顆粒水和剤」を1000倍に希釈をして散布しておきました。被害が続くようでしたら、もう少し効果のある薬を使います。

 

2021年8月29日 多くの実がオレンジ色(発芽から94日目)

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 一歩離れた状態でも、葉の隙間から鮮やかなオレンジ色が見えています。

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 実は早いペースで色付いており、10個ほどがオレンジ色となっています。これから赤色になるはずですので、その時に収穫をしようと思っています。

 

2021年9月5日 収穫(発芽から101日目)

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 パプリカはたわわに実っています。枝が伸びてきたので、新しく支柱を2本設置しました。

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 着実数が多すぎるのか、実が小さいまま色付き始めているものが出てきました。数を減らすために収穫をしてしまいましょう。色の濃いものを中心にハサミで切り取っていきます。

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 これが収穫したミニパプリカです。ちょこんとしており、とても可愛らしい姿です。

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 初収穫で14個が採れました。ツヤがあり、とても美味しそうです。生で食べてみると苦味はほぼなく、むしろ甘さを感じました。薄くスライスしてサラダに入れると良さそうです。
 これからはオレンジ色になった実から順次収穫をして数を調整し、できるだけ株を疲れさせないようにします。