ホームセンターで見つけた「畑わさび」を土耕栽培しています。わさび好きの私としては是非とも収穫したい野菜です

f:id:haruirosoleil:20220210213053j:plain
 以前、種苗メーカーのカタログを見ていたところ、「畑わさび」の苗が売っていました。畑わさびとは、沢で育てるわさびと同じ品種となります。大きな違いは根が太くなるかならないかであり、畑で育てた場合には太くならないそうです。その場合には茎や葉を収穫して食べることになります。

 わさびの風味は個人的に好きなので、是非とも育てたいと思っていました。しかしカタログに載っているものは1株1500円という、何とも手が出にくい価格のため躊躇していました。そして時はたち、2022年の1月。ホームセンターに立ち寄ったところ、畑わさびの苗、と言うより根が売られていたのです。小さいためか価格も500円と抑えられており、すぐに手にとって購入しました。

 今回は畑わさびの根を植え付けて、収穫までたどり着きたいと思います。まずはポリポットで冬を越し、ある程度まで成長したらプランターまたは鉢に定植する予定です。それでは栽培を始めましょう。

 

 

 

 

2022年1月30日 仮植え(植付けから0日目)

f:id:haruirosoleil:20220210213159j:plain
 こちらが購入した畑わさびです。根本体は人差し指ほどの長さで、小さいながらも葉が3枚ありました。

f:id:haruirosoleil:20220210213206j:plain
 こちらが根のアップ写真です。匂いを嗅いでみましたが、土っぽい香りがするだけで、わさびの匂いはしませんでした。少し残念です。

f:id:haruirosoleil:20220210213209j:plain
 それでは植付けを行いましょう。パッケージには直径30cm以上の鉢またはプランターに植えること、と書かれています。しかし冬の間は室内で管理をしたいので、直径15cm 高さ12cmのポリポットに培養土を入れて、ここに仮植えをします。

f:id:haruirosoleil:20220210213211j:plain
f:id:haruirosoleil:20220210213214j:plain
 根が深さ3cmくらいとなるように埋めました。そして覆土をし、水をたっぷりと与えます。

f:id:haruirosoleil:20220210213217j:plain
 このポットは南向きの明るい室内に置いて様子を見ます。元気そうな株を選んで購入したので大丈夫だとは思いますが、ちゃんと定着してくれるか不安です。

 

2022年2月11日 葉が大きくなる(植付けから12日目)

f:id:haruirosoleil:20220211163332j:plainf:id:haruirosoleil:20220211163336j:plain
 植付けから約2週間が経過しました。室内に置いているためか、葉の大きさと丈が見違えるほどになりました。上手く定着したと言って良いでしょう。

f:id:haruirosoleil:20220211163338j:plain
 最初からあった葉は成長していますが、土からはまだ新芽は出てきていません。春になるのが待ち遠しいです。

 

2022年2月19日 屋外に出す(植付けから20日目)

f:id:haruirosoleil:20220220111805j:plainf:id:haruirosoleil:20220220111808j:plain
 室内で育ているせいか、茎が太くならずに倒れ気味となっています。やはり光量が足りないようですね。株元からは新しい芽も出てきていますので、本日より屋外に出すことにしました。

f:id:haruirosoleil:20220220111814j:plain
 わさびは半日陰でも育つ植物です。そのためポットを家の北側(明るい日陰)に置きました。この場所は北側と言えども部屋よりは明るいです。今後の成長はどうなるでしょうか?

 

2022年3月19日 2株体制に移行(植付けから47日目)

f:id:haruirosoleil:20220319181139j:plainf:id:haruirosoleil:20220319181142j:plain
 屋外に出してから約1ヶ月が経過しました。最近は寒さも和らぎ、それに伴って新しい葉が順次出てきています。

f:id:haruirosoleil:20220319181145j:plain
 成長した葉は、手のひら程の大きさとなっています。もう収穫できそうな感じですが、ここは我慢をして成長を促します。

f:id:haruirosoleil:20220319181148j:plain
 ちなみに室内で徒長した茎は、立ち上がれずに倒れたままです。

f:id:haruirosoleil:20220319181151j:plainf:id:haruirosoleil:20220319181155j:plain
 今育てている株は1つですが、果たしてこの1株で十分な量が収穫できるのでしょうか?そう思いつつ、先日(2月19日)に郊外にある大型のホームセンター寄ったところ、わさびの苗があるのを発見しました。早速1株を購入し、ポリポットに植え替えました。そして30日後である現在の姿が上の写真です。茎や葉がしっかりとしており、やはり苗からの方が成長が早いようです。
 右外側の茎に白い筒状のものが見えますが、これはストローです。強風で茎が半分折れてしまったので、その補強として取り付けてあります(参考記事:ヒマワリの茎が折れてる!「ストローのギブス」で治療してみました)。

f:id:haruirosoleil:20220319181158j:plain
 今後の予定としては、4月中旬にこれらの株をプランターに植替えします。事前調査によると、わさびはアブラムシの被害を受けやすいとのことです。その時には適切に薬を使って退治をしていきたいと思います。

 

2022年4月10日 植替え(植付けから69日目)

f:id:haruirosoleil:20220411084153j:plainf:id:haruirosoleil:20220411084159j:plain
 暖かくなってきた最近は、どちらの株も新葉の出てくるスピードが早くなっています。ただ気になるのは根から育てている右側の株が、横方向に育っていることです。

f:id:haruirosoleil:20220411084203j:plain
 その理由としては茎が細いため、葉の重さを支えきれていないのです。もう少し成長すれば改善するでしょうか?

f:id:haruirosoleil:20220411084201j:plain
 ちなみにこちらが苗から育てている株です。茎の太さが全く違うのが分かるかと思います。あまりにも状態が違うので、もしかしたらこの株は2年目なのかもしれないですね。

f:id:haruirosoleil:20220411084217j:plain
 近頃の日中は半袖でも良いくらいの暑い日があります。そのせいか土が乾くまでの時間が短く、頻繁に水やりをしています。これではやや面倒なので、プランターに植替えをして保水力をアップさせたいと思います。
 用意したのはプランター(510型 容量:28L)と培養土です。培養土は25Lで300円の低価格品を選びました。培養土をプランターの半分ほど入れて、ここに株を植付けます。

f:id:haruirosoleil:20220411084227j:plainf:id:haruirosoleil:20220411084225j:plain
 それぞれの株をポリポットから抜きました。やはり苗からの株の方が、根回りが良いことが分かります。ワサビの葉は直射日光が当たるとすぐに萎れてしまうので、作業は日陰で行います。

f:id:haruirosoleil:20220411084235j:plainf:id:haruirosoleil:20220411084238j:plain
 培養土をほぼ1袋使い、植替えの完了です。最後に水をたっぷり与えて、再び建物の北側に置いて育つのを待ちます。

 

2022年5月7日 うどんこ病発生(植付けから96日目)


 プランターがあまりにも重くて移動できないため、今回からはこの位置での写真撮りとなります。直射日光がほぼ当たらない北側でも、順調に成長中です。


 写真では分かりにくいのですが、所々に灰色のカビのようなものが発生していました。恐らく、うどんこ病でしょう。


 うどんこ病の退治として、手元にあった薬剤(アーリーセーフ)を500倍に希釈して散布しておきました。1回で症状が収まらないようならば、何度か撒こうと思います。