「芽キャベツ」の水耕栽培を春から行っています。春蒔きと夏蒔き、どちらが育てやすいのでしょうか?

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 100円ショップ(ダイソー)では年に2回、野菜や花の種が発売されます。2022年春のラインナップを見ると、以前から育てたかった「芽キャベツ」がありました。芽キャベツとは茎にできる結球した脇芽を食べる品種であり、栽培中の姿は一般的なキャベツと大きく異なります。

 早速種を購入したものの、芽キャベツは初めて育てる野菜です。そのため栽培方法を調べたところ、一部の情報で齟齬を発見してしまいました。それは『種蒔き時期』です。種袋の説明では春蒔きと夏蒔きができると記載されています。しかしこの品種のメーカーサイトでは夏蒔きのみとなっています。どちらが正しいのか悩んだ結果、春蒔きをして上手く育たなったら夏蒔きで再チャレンジすることにしました。

 今回の記事では、芽キャベツの水耕栽培に挑戦します。個人的には春蒔きをした場合、アオムシの総攻撃によって葉が穴だらけの悲惨な状態になる気がします。もちろんそうならないように、薬を使って適切に対処していきたいと思います。それではセルトレイを用意して種蒔きを行いましょう。

 

 

 

芽キャベツの種

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 芽キャベツの種は直径2mmのやや歪な球形をしています。品種は「早生子持」で、特徴は以下となります。

  • 耐暑性が強く、強勢で作りやすい早生種。適期栽培では定植後90日程度で収穫でき、早どりが可能。
  • 玉は包被が深く、しまりのよい球形で球内部の色がよく、食味にもすぐれ市場性が高い。
  • 高温・低温結球性ともにすぐれる。直径2.5cmが収穫に適する大きさで、1株から90球程度とれる。
出典:早生子持 メキャベツ 品種カタログ | タキイの野菜【タキイ種苗】

 

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 購入した種袋の説明では、種蒔き時期は春と夏の2回です。しかし同じ品種で調べると、メーカーサイトでは夏蒔きのみとなっています。害虫の発生状況を考えると、メーカー推奨の夏蒔き秋冬採りが作りやすいのかもしれないですね。

 

2022年4月13日 種蒔き

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 72区画のセルトレーを適当な大きさに切り出し、その4区画にバーミキュライトを詰めて液肥で湿潤させました。1区画あたり2個の種を置き、厚さ3mmほどとなるように覆土を行いました。このセルトレイを屋外に置いて、発芽するのを待ちます。

 

2022年4月18日 発芽(発芽から0日目)


 無事に双葉が開きましたので、本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。芽は緑一色ではなく、茎に赤紫色が混じっているようです。もう少し光が当たれば、緑色となるでしょう。

 

2022年4月24日 本葉が出る(発芽から6日目)


 双葉が大きくなり、中心部からは最初の本葉が出てきている最中です。発芽率は100%と、非常に良好な結果でした。

 

2022年4月30日 間引き(発芽から12日目)


 1枚目の本葉が大きくなり、隣の株と触れ合うようになってきました。このタイミングで1区画1株となるように間引きを行います。


 成長の遅い株を中心にハサミで切り取っていきます。


 これで間引き作業の終了です。培地にしっかりと根が回ったら、ポリポットに移植する予定です。

 

2022年5月6日 ポットに植え替え(発芽から18日目)


 現在4枚目の本葉が成長中です。晴れている日は液肥を吸い上げる量が多いため、水涸れしないように注意をしています。


 試しにセルトレイから株を抜いてみました。根が十分に張っていますので、ポリポットに植え替えましょう。


 4株の中から生育の良い2株を選び、ポリポットに移植しました。株元に取り付けているドーナツ状のものは、アルミ蒸着保温シートです。培地に直射日光が当たるのを防ぎ、水分の蒸発を抑えるために設置しました。この状態で本葉が6枚ほどになるまで育苗していきます。

2022年5月21日 定植(発芽から33日目)


 ポットに植え替えてから2週間が経過しました。一気に成長し、本葉の数が7枚ほどとなっています。葉はうちわの形をしており、結球キャベツとはまた違った姿なのが面白いです。


 何枚かの葉には絵かき虫(ハモグリバエ)の被害が見られます。ただ、芽キャベツは葉を食べる品種ではないのであまり気にしません。


 株は十分に大きくなっているので、栽培装置に定植をしましょう。育ちが良いこの株を栽培装置に植え付けます。


 ポリポットを外すと、根がサークリングを起こしていました。前もって軽く崩しておきます。 


 定植後の写真がこちらになります。株元を覆っている銀色のものは、アルミ蒸着保温シートです。培地への直射日光を遮ることで、水分蒸発を最小限にしています。また四角いタイルはめくれ防止の重石となります。
 栽培装置は日の良く当たる場所に置いて、株が成長するのを待ちます。

 

2022年5月28日 成長中(発芽から40日目)


 定植は成功したようです。たった1週間で葉の面積が2倍くらいになりました。


 と言ってもまだ茎は細めです。いつ頃から脇芽が出てくるのか、楽しみに待っています。

 

2022年6月8日 チョウの卵を発見(発芽から51日目)


 葉の数も増え、株自体がしっかりとしてきました。


 困ったことに、葉の表面裏面どちらにもチョウが卵を産み付けていました。最近は雨が多いため、今退治薬を撒いてもすぐに流れてしまうでしょう。そこで孵化を確認できたらすぐに雨のかからない軒下に取り込み、薬を散布しようと思います。

 

2022年6月10日 退治薬の散布(発芽から53日目)


 卵は無事に孵化し、小さな幼虫が葉を食べ始めました。このタイミングでイモムシ退治薬の「ゼンターリ顆粒水和剤」を散布します。明日には全滅しているはずです。

 

2022年6月22日 摘葉(発芽から65日目)


 葉の枚数はさらに増え、若干散らかった感じを受けます。現在イモムシの攻撃は収まっていますが、いつ再開するか分かりません。葉に小穴が空き始めたら、再び薬を散布しようと思っています。


 葉の付け根を見ると、小さな脇芽が出ていました。


 この脇芽を成長させるには、良く日を当てることだそうです。そのため最上部の葉を15枚ほど残して、他を全て切り落とします。


 摘葉作業後の株が上の写真です。かなりバランスが悪い気がしますが、本当に大丈夫なのでしょうか?今後は脇芽の成長を注視していきます。

 

2022年7月3日 脇芽はまだ成長せず(発芽から76日目)



 摘葉を繰り返していますが、まだ脇芽の部分は大きくなっていません。


 葉を切った後に残っている部分は、1~2週間後にポロッと取れます。自然に落ちるのを待っても良いですし、私のように指で取ってしまっても構いません。

 

2022年7月17日 脇芽の結球開始(発芽から90日目)



 茎の部分がなかり長くなってきました。支柱を立てていないため、強風で倒れないか少し心配です。


 最初の摘葉をしてから1ヶ月が経過しました。ようやく下の方の脇芽が結球してきたようです。


 現在の直径は約8mmです。収穫できるサイズになるのはいつ頃でしょうか?

 

2022年8月14日 徐々に大きくなる(発芽から118日目)


 先端部分が重いのか、茎が若干傾きかけています。次の週末に支柱を立てようかと思っている最中です。


 結球の成長はかなりゆっくり目です。食べられるサイズになるには、まだ時間がかかりそうです。


 最下段の芽は結球が解除されて、葉が開いてしまいました。このような芽はハサミで切り、他に栄養を回します。

 

2022年9月4日 結球進まず(発芽から139日目)


 特に目立った変化はない芽キャベツです。さすがに倒れそうになってきたので、支柱を立てて紐で支えました。これならば風が吹いても大丈夫でしょう。


 再び株元付近の芽が開いてしまったので、その一帯を切り取りました。


 結球は思ったように進まず、未だに小さいです。これから本当に大きくなるのか不安になってきました。