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【実験断念】枝豆の水耕栽培5回目。12株を密集させて育てると、収穫率がどうなるのか気になります

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 枝豆の水耕栽培をしている方は少ないのか、ウェブで調べても情報はあまりないです。そのため昨年は練習と実験を兼ねて4回、枝豆を栽培してみました。失敗もありましたがそれも糧とし、最後の栽培では120個ものサヤを収穫することができました。

《参考記事》
枝豆の水耕栽培 第4回目。今年最後の栽培で大量収穫を狙います

 今年も冬が終わり、だんだんと暖かくなってきました。昨年は時間がなくてできなかった栽培方法を、今期ではチャレンジしてみたいと思います。目標は前年を超える収穫量です。

 枝豆の種蒔き時期は4月中旬からになります。しかし少しでも早く収穫したいと考え、3月下旬に種を蒔くことにしました。水耕栽培装置の利点は移動ができることですので、暖かくなるまでは日中はベランダで、夜は家の中に取り込んで育てます。こうすれば発根・発芽する温度は保てるはずです。

 また120サヤが採れた時に育てた株数は「6」です。そこで今回はその2倍、つまり1つの栽培装置で12株を育ててみようと思います。単純に計算すれば240サヤが採れるはずですが、密植栽培すると収穫率はどうなるでしょうか?それでは今年の枝豆栽培のスタートです。

 

 

 

 

栽培装置&液体肥料

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 今回使用する栽培装置は、この記事《底面給水式の水耕栽培装置をさらに改良。発芽時の水分問題を解決しました》のものを使います。培地止めのスポンジは、節約するためにできるだけ薄く切って使いました。
 液体肥料はこれまでと同様、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを与えます。

 

2019年3月21日 種蒔き

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 枝豆の種を1カップあたり4粒置き、厚さが1cmくらいとなるように覆土をしました。ちなみに、100円ショップで購入したこの種の品種は『白鳥(はくちょう)』です。

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 種には根が出てくる位置があります。それは「ヘソ」と呼ばれる部分で、種に楕円形の模様が付いているところです。この部位を下にして培地に置き、スムーズな発根ができるようにしました。

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 液体肥料の水面はカップに触れない高さとします。給水布が浸っていれば水分は補給されるので、私は底から5〜6cmの位置まで入れました。
 カップに付くくらいに液肥を入れてしまうと、種が必要以上に水を吸ってしまい発芽に失敗する可能性が高いです。水耕での枝豆栽培は発芽時の水分量が重要っぽいので、注意しましょう。

 

2019年3月26日 発根

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 今まで地中にあった種が、地上に見えてきました。今の外気温は15度くらいですので、発芽するまではあと1週間はかかると思います。

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 地上部の変化は少ないですが地中では根がしっかりと伸びており、スポンジから飛び出しています。 

 

2019年3月31日 もうすぐ発芽

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 種の多くが地上に出てきており、中には双葉の間から小さな初生葉が見えて株もあります。もうそろそろ発芽しそうですね。

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 根は更に伸びて、液肥層まで達しました。まだ分岐はなく、真っ直ぐな1本の状態です。

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 種の頭が少し出ている状態は、最も鳥に食べられやすいです。そこで針金と不織布を利用して鳥害対策のトンネルを作りました。初生葉が完全に開くまでは、この中で育てていこうと思います。

 

2019年4月3日 発芽(発芽から0日目)

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 ここ2日間、冬のような寒さに戻ってしまいましたが、枝豆の双葉は無事に開きました。本日を発芽から0日目として育てていきます。昨年の春に栽培した時のデータから、収穫は70日後の6月上旬くらいとなりそうです。

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 この種が一番美しく発芽しました。しかし中には双葉が黒ずんだりと、上手く発芽できていないものもあります。これらは間引きの対象になりそうです。 

 

2019年4月6日 初生葉が開く(発芽から3日目)

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 発芽してから3日が経過し、やっと初生葉が開いてきました。この大きさになれば鳥に食べられることはないでしょう。トンネルを撤去して、直接日光が当たるようにしました。

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 葉の色は深緑で、矢じりの形をしています。また葉脈が道路のように隅々まで通っています。

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 よく見ると、双葉の付け根から脇芽が2本出てきていました。この芽は今は育ちませんが、摘心をすると一気に伸びてくると思います。

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 根には藻が付いて緑色となっています。完全に遮光すれば藻の繁殖は抑えられますが、特に病気になるわけではないのでそのまま放置します。

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 カップの中にも根は回っていました。また、細い根がスポンジを通って何本も出てきているのが分かりますね。

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 枝豆は発芽する時に水分が多いと、種が割れてしまい上手く育ちません。そのためこれまでは、液肥を数cmしか入れていませんでした。しかし初生葉が開いたらもう大丈夫です。カップの底に軽く付くくらいまで液肥を補充しました。

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 ところで発芽はしたものの、成長がおかしい種が1つあります。この株は双葉が1つしかなく、初生葉もかなり小さいです。このようなものは正常に育たない可能性があるので、間引きをしてしまいます。

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 間引きはこのようにハサミで株元を切り落として行います。ついでなので他のカップも間引きをしましょう。今回の栽培では1カップ当たり2本とするので、元気の良いものを残してあとは間引きます。

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 これで合計12本となりました。今後はこの本数で育てて、最終的に収穫量がどうなるのか確認しようと思います。

 

2019年4月8日AM 苗を食べられる(発芽から5日目)

 やられました!会社に行く前に枝豆を確認したところ、2カップ分の株がなくなっていたのです。昨日の夜には何ともなかったので、朝方『鳥』に食べられたのかもしれません。急いでトンネルを立てて、とりあえず突かれない様にしてから家を出ました。
 苗がもっと大きく育ってからではないと、トンネルは外せないのかもしれません。写真は会社から帰ってきて撮ろうと思います。

 

2019年4月8日PM トンネルを破られる(発芽から5日目)

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 会社から帰ってきてベランダに行くと絶望しました…なんとトンネルの不織布が破られていたのです。こんなことができる虫なんていません。確実に鳥が犯人です。
 穴の大きさからカラスのような大型の鳥ではなさそうです。もしかしたらヒヨドリかもしれないです。

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 トンネルの中はいろいろと荒らされて、無傷なのは5株だけです。

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 茎しか残っていない株や、

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双葉がくちばしで傷ついた株、

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その隣には無残にも食べ残した枝葉が落ちています。「初生葉が出る頃には鳥害がなくなる」という情報を見ましたが、近所にいる鳥は違ったようです。
 ちなみに、枝豆の隣に置いていたトンネルをしていない水菜には全く被害がなかったです。わざわざ不織布が掛かっている枝豆を狙い撃ちしたみたいです。

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 こうなってしまってはもう密植えとは言えません。残念ですが、今回の実験は断念せざるを得ないです。しかしまだ残っている株があるので、これを普通に育てていこうと思っています。

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 不織布で作ると破られるので、今度は網戸の網を掛けてみました。見た目は不格好ですが、これならばさすがに大丈夫でしょう。今年の水耕栽培は鳥に悩まされています。

 

2019年4月14日 傷付きながらも成長(発芽から11日目)

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 鳥害から生き残った株は、ゆっくりと成長してきています。

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 株の生長点からは本葉が見えてきました。今はまだ折りたたまっていますが、これが開くと3枚の葉が出てきます。今までは網戸の網で覆っていましたが、葉が成長するに従って中の空間が狭くなってきました。

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 そこで網を取り去り、オレンジ色の『防鳥ネット』で枝豆を覆いました。また向こう側にある手すりには釣り糸を張って、鳥が止まれないようにしています。これで近付くことはかなり難しくなるはずです。

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 ところで初生葉を食べられてしまった株は、今どうなっているでしょうか?
 双葉が残っているものは、付根から脇芽が2本伸びてきています。これが成長すれば、何とか収穫までたどり着けそうです。

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 双葉ごともぎ取られてしまった枝豆は、全く変化なしです。違う点と言えば、傷口が乾燥している点でしょうか。茎が緑色なので一応は生きていますが、これ以上は何も起きなさそうです。

 

2019年4月15日 再び鳥害&栽培断念(発芽から12日目)

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 せっかく成長が始まったと思った翌日。防鳥ネットの隙間から再び鳥に突かれて、3株がなくなってしまいました…

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 昨日まで初生葉かあった右側のカップは、双葉しか残っていません。昨日の写真と比べると一目瞭然です。

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 これで残りは左下カップの2株のみです。このまま育てたとしても、収穫できるサヤの量は少ないでしょう。残念ですが、今回の枝豆栽培は諦めることにしました。

 

まとめ

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 枝豆の苗をどうしても食べたいのか、鳥は防鳥ネットなどのトラップをくぐり抜けて新芽をさらって行きました。朝、出勤する前に苗の異変に気付くので、早朝に飛来してくるのだと思います。

 犯行現場を見たことがないので、鳥の種類までは分かりません。しかし今の時期にいる鳥はカラス、ヒヨドリ、ムクドリ、鳩なのでこのどれかでしょう。今回はほぼ全ての株を食べられましたが、それでも何となく鳥を防ぐ方法が分かった気がします。鳥が近付けないように、今育てている野菜にはしっかりと対策をしたいと思います。

 発芽が上手くできただけに、鳥に食べられてしまったのは非常に残念です。もしベランダで枝豆を育てようとしている方は、彼らに気を付けて下さい。次はしっかりと対策を施して枝豆を育てる予定です。

 


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