光を12時間サイクルで当ててサラダ菜を栽培します。徒長は抑えられるでしょうか?

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 先日、LEDライトを使ってサラダ菜の室内栽培をしました。光を24時間当て続けたおかげか、サラダ菜は通常よりも早く成長したような気がします。しかし徒長したせいで結球はせず、また葉もやけに細長かったです。正直な話、ぱっと見ではサラダ菜だと気付かない姿となってしまいました。

 こうなった原因は、やはり光を1日中当てていたことでしょう。調べてみると、レタス系は長日条件(=光の当たる時間が長い環境)で花芽を付けるために茎が伸びるそうです。確かに、発芽からの収穫までライトを消さずに育てていたので、この条件に当てはまっています。

 そこで今回は光の照射を12時間サイクルにしてサラダ菜を育て、どのような変化が起きるのか確認してみます。予想では栽培期間が長くなる代わりに、徒長が抑えられるはずです。できれば葉の形も細長から丸形になってくれたらな、と思うのですがどうでしょうか?それでは実験を始めましょう。

 

 

 

 

サラダ菜の種

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 今回も前回と同じ種を使用します。品種は「ウエアーヘッド」になります。

 

栽培装置

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 栽培装置は容量300mLのタッパーを利用して作ります。
 まず蓋の中央に四角い穴を開け、底まで届くように切り出したスポンジを挿入します。そして液肥を縁ギリギリまで入れ、スポンジに吸わせれば完成です。もしスポンジが液肥を吸わない場合は一旦取り外し、液肥の中で何回か握って空気を出してから蓋に再セットすると良いでしょう。
 今回の栽培ではこの装置を2つ作成して、2株を同時に育てます。

 

栽培用ライト

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 ライトは赤と青のLEDが付いた植物栽培用のものを用意しました。光の照射サイクルは12時間ごととし、他からの光を遮断するためにクローゼットの中でサラダ菜に当てます。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2019年10月14日 種蒔き

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 スポンジの上に種を5個置き、その上から保湿材と重しを兼ねたトイレットペーパーを乗せました。これらを室内の明るい場所に置き、発根するのを待ちます。  

 

2019年10月16日 発根

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 写真では変化がないように見えますが、種の先端から長さ1mmほどの根が出てきました。この時点から12時間サイクルで光を当てていきます。

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 できるだけ光を有効活用したいので、写真のように栽培装置を白色の発泡スチロール箱の中に入れてライトを当てます。また蓋は軽く乗せるだけにし、容器内の空気が出入りするようにしました。この状態で収穫まで観察を続けます。

 

2019年10月17日 発芽(発芽から0日目)

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 無事に種が発芽しましたので、本日を「0日目」として記録を付けていきます。合計10個の種を蒔いて、全てが発芽しました。非常に良い発芽率です。

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 トイレットペーパーを破って芽が出ていますが、中には引っかかっている株もあります。そこで先の細いピンセットで取り除いてあげました。次は本葉が伸びるのを待ちましょう。 

 

2019年10月22日 本葉が開く(発芽から5日目)

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 数日前に間引きをし、現在は合計6株となっております。小さかった双葉も大きくなり、本葉も開いてきました。気温が違うので一概に比較はできませんが、24時間光を当てて育てた時よりも1日分成長が遅いようです。

 

2019年10月27日 藻の繁殖(発芽から10日目)

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 本葉が大きくなってきたので、2回目の間引きをして1株となるようにしました。  
 数日前、左側の栽培装置のスポンジに、藻が薄っすらと生えているのに気が付きました。そうしたら、なんと数日でその表面を覆い尽くしてしまったのです。今ではビックリするほどの深緑色になっています。
 一方で全く同じ条件で育てているもう片方を見ると、不思議なことに全然生えていません。微妙なところで藻の種?が付着しなかったようです。正直な話、藻はどうしようもないので、このまま一緒に育てていきます。

 

2019年11月2日 照射時間の差(発芽から16日目)

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 本日で発芽から16日目になります。2周りほど大きくなり、サラダ菜っぽい葉になってきました。どちらの液肥にも藻が増殖し始めて、緑色になっています。
 今回の栽培では光を12時間サイクルで当てています。そこで、光を24時間当て続けて育てたサラダ菜との差を見てみましょう。

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 上の写真が今回の12時間照射(発芽から16日目)、下が以前育てた24時間照射(17日目)になります。大きさの比較はフローリングの板の幅を見ると良いでしょう。
 栽培容器などの条件が若干異なりますが、24時間の大きさと比べると12時間は約半分となっています。また葉の面積では、数倍の違いがあります。
 やはり光の当たる時間が長いほど、成長速度が早いようです。しかし24時間照射のサラダ菜は、この後から徒長が始まります。12時間照射ではどうなるのか、今後も観察をしていきます。

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 ちなみに根はこんな感じになっています。今の段階では真っ白できれいな根です。これから藻が付着して、見た目がよくなくなってしまうのが残念です。

 

2019年11月9日 葉序は2/5(発芽から23日目)

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 何度かサラダ菜を育てていますが、ある点を過ぎると一気に成長が始まります。今回は16~23日目でその境を超えたようです。これからは成長スピードがもっと早くなるでしょう。

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 植物は光を有効活用するために、葉ができるだけ重ならないようにしています。葉の生える位置は植物の種類によって決まっており、これを『葉序(ようじょ)』と呼びます。
 葉序は「回転数 / 葉の枚数」で表します。良い機会ですので、サラダ菜の葉序を調べてみましょう。
 葉が重なる位置までの枚数と回転数を数えると、5枚で2回転となりました。つまりサラダ菜の葉序は2/5になります。これを角度に変換すると、

0枚目(基準):0°
1枚目:144°
2枚目:288°
3枚目:432°
4枚目:576°
5枚目:720°

となります。つまり葉は、1枚ごとに144°ずつ位置を変えて生えます。育てているサラダ菜を測るとたまに外れ値はありますが、概ね144°前後でした。
 葉序は『フィボナッチ数列』と関係があるようです。もし興味があれば、「フィボナッチ数列 葉序」みたいな言葉で調べると、自然界の真理が少し見えるかもしれません。

 


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私が使っているLEDライトは、アームが付いた棒状のものです。値段も手頃ですし、好きな位置から光を当てられるので気に入っています。今回の栽培では光源が2個のものを使っていますが、3個の方が光の量を多くできるのでおすすめです。

  


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 こちらは吊り下げ型のハイパワー光源になります。広範囲での栽培をする際には本格的なライトを使うと、隅々まで光が届くので良いですね。

 


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