水切りカゴで作った装置で「サラダ菜」を水耕栽培。南向きの窓際で育てられるでしょうか?

f:id:haruirosoleil:20200222164317j:plain
 先日、水切りカゴを利用した水耕栽培装置を作りました。組み立てていて気付いたのは、「入る液肥の量が意外と少ない」ということです。見たところ1L入れられるかな?くらいですので、屋外栽培で使った場合には液肥の補充頻度が多くなりそうです。また、もし真夏の日向に出そうものなら、1日持たないかもしれません。

 そこでこのカゴ式栽培装置は室内で使うことに決めました。我が家で1番明るい場所は、南向きの窓辺りです。冬の晴れた日に照度を測ると、カーテン越しで5000lx、 カーテンを開けると10000lxでした。この結果から育てられそうな野菜を調べると、レタス系が良さそうです。プラカップの中で育てる関係上、結球する品種は無理ですので、リーフレタス、今回は家に種があった「サラダ菜」を育ててみます。

 室内でのリーフレタス栽培は多くのブログでも紹介されているので、成功率は高そうです。特に興味があるのが、本当に窓際の明るさで育つのか?、また発芽直後に日光不足による徒長が起きないのか?です。それではサラダ菜の種を用意して、スポンジの上に蒔きましょう。

 

 

 

 

サラダ菜の種

f:id:haruirosoleil:20190811214056j:plain
 今回は半結球型のレタスであるサラダ菜を育てます。品種は「ウエアーヘッド」です。

 

栽培装置

f:id:haruirosoleil:20200202182750j:plain
 栽培装置はこの記事《水切りカゴで水耕栽培装置の作成。材料は全て100均で用意し、300円台でできました》のものを使います。この装置は初めて使うので、もし何かあったら途中で改良するかもしれません。

 

液体肥料

f:id:haruirosoleil:20190316165941j:plain
 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用していきます。

 

2020年2月2日 種蒔き

f:id:haruirosoleil:20200125193311j:plain
 種は直接栽培装置に蒔くのではなく、一度スポンジの上で育ててから移植します。例としては上の写真の様に、サイコロ状に切ったスポンジを適当な容器に入れて種蒔きをしましす。しかし以前この方法で育てたら、根が隣のスポンジまで行ってしまい、取り出すのが大変でした。

f:id:haruirosoleil:20200202183018j:plain
 そこで今回は製氷トレーを使って苗作りをします。仕切りがあるので、隣同士が干渉することもないでしょう。

 f:id:haruirosoleil:20200202183022j:plain
 適当な大きさに切ったスポンジをセルに入れて、液肥を吸わせます。

f:id:haruirosoleil:20200202183148j:plain
 ここに種を4個ずつ乗せます。

f:id:haruirosoleil:20200202183151j:plain
 そして保湿材として、トイレットペーパーを切ったものを被せれば完成です。
 このトレーを室内の温かい場所に置いて、発根するのを待ちます。もし液肥が蒸発して少なくなったら、濃くならないように水道水を足していきます。

 

2020年2月4日 発根

f:id:haruirosoleil:20200207052517j:plain
 部屋の温度はサラダ菜の発芽適温である15℃くらいになっています。そのおかげか、たった2日で発根してくれました。あと数日で葉が開くと思うので、製氷トレーを南向きの窓際に移動させておきました。できるだけ光が入るように、日中はカーテンを開けておきます。まずは徒長せずに発芽するか確かめましょう。

 

2020年2月8日 発芽(発芽から0日目)

f:id:haruirosoleil:20200208100913j:plain
 双葉が開きましたので、本日を「発芽0日目」として記録をしていきます。運良く晴れの日が続きましたので、日光不足による徒長は起きていなさそうです。

f:id:haruirosoleil:20200208100811j:plain
 製氷トレーを置いている窓際は、今こんな感じになっています。全体的に明るい場所であり、カーテンを開けていれば6時間程は直射日光が当たります。

 

2020年2月11日 双葉の成長(発芽から3日目)

f:id:haruirosoleil:20200211194212j:plain
 双葉も大きくなり、今では指先ほどのサイズとなっています。また中心部には小さな本葉が見えてきました。
 根が絡まないように製氷トレーを使って苗を育てるアイデアは、最初非常に良いと思っていました。しかし実際に行ってみると、一つ一つのセル容量が少ないせいで、蒸発した水分を毎日補給しなくてはなりません。意外と面倒なので、次はもっと大きい製氷トレーを使う予定です。

 

2020年2月16日 1回目の間引き(発芽から8日目)

f:id:haruirosoleil:20200222163939j:plain
 1枚目の本葉が見えてきましたので、最初の間引きを行いましょう。 

f:id:haruirosoleil:20200222163945j:plain
 ハサミを使って発芽不良や成長の遅いものを切り取っていきます。今回は上手く発芽しなかった種が多い印象を受けました。

f:id:haruirosoleil:20200222164152j:plain
 それぞれのスポンジに2株を残して作業完了です。引き続き成長するのを待ちます。

 

2020年2月22日 2回目の間引き&移植(発芽から14日目)

f:id:haruirosoleil:20200222164533j:plain
 前回から一週間が経過しました。最初の本葉も成長し、今は3枚目の葉も見えています。

f:id:haruirosoleil:20200222164305j:plain
 スポンジをセルから取り出すと、根が数cmほどの長さに伸びています。
 水切りカゴ栽培を紹介しているサイトを読むと、このくらいのサイズで移植せよとのことです。それでは早速、移していきましょう。

f:id:haruirosoleil:20200222164256j:plain
 まずは移植の前の準備として間引きをし、各1株にしておきます。

f:id:haruirosoleil:20200222164310j:plain
 次にお茶パックに苗を入れて、ビニール結束ワイヤーで緩く固定します。結束ワイヤーを予め輪の状態にしておき、ここに苗を入れ込むと簡単にできました。

f:id:haruirosoleil:20200222164317j:plain
 あとはプラカップや保温シートなどをセットして、液肥を注ぎ入れて完成です。

f:id:haruirosoleil:20200222164313j:plain
 しかし、ここでトラブルがありました。保温シートの下にある不織布が水を弾いてしまい、液肥が苗まで届かないのです。そこで不織布を水中で揉んだり握ったりを繰り返して繊維をほぐした結果、どうにか水と馴染むようになりました。
 今回の栽培装置は、コストを下げるために園芸用の不織布を選びました。どうもこの布は新品の状態では撥水性らしく、使う前にひと手間掛ける必要がありました。次はもっと水馴染みの良い不織布を用意したいと思います。

f:id:haruirosoleil:20200222172006j:plain
 ちょっとした想定外もありましたが、何とか移植は完了しました。あとはこの装置を再び窓際に置いて、成長するのを待ちます。不織布に根が張るまでは不安定なので、プラカップが倒れないように気を付けて扱います。

 

2020年2月29日 成長中?(発芽から21日目)

f:id:haruirosoleil:20200229214316j:plain
 遠目から見た感じでは先週とほぼ変わっていないサラダ菜です。

f:id:haruirosoleil:20200229214320j:plain
 この一週間で変化したことは、葉が少し幅広になったくらいでしょうか。レタス系は初期の成長スピードが遅いらしいので、ここは我慢をして見守ります。

f:id:haruirosoleil:20200229214323j:plain
 はみ出した不織布には藻が繁殖し始めました。藻はかなり厄介で、液肥と光があればすぐに増えてきます。完全に防ぐことは無理ですから、見ないふりをするのが一番です。今までの経験上、藻があっても普通に野菜は育つので大丈夫です。

 

2020年3月7日 カップから葉が出る(発芽から28日目)

f:id:haruirosoleil:20200321105627j:plain
 たった1週間でかなり成長しました。写真で見ても、緑色が多くなったのが分かるかと思います。

f:id:haruirosoleil:20200321105613j:plain
 一番大きな株はプラカップの縁から葉が出ています。

f:id:haruirosoleil:20200321105552j:plain
 反対に小さな株はもうちょっとかな?という感じです。

f:id:haruirosoleil:20200321105535j:plain
 根は先週あたりから不織布を抜け始め、今ではカゴの下に出てきています。
 発芽から1ヶ月となり、サラダ菜の成長もスピードアップしてきました。来週はどうなっているのか楽しみです。

 

2020年3月14日 順調に成長(発芽から35日目)

f:id:haruirosoleil:20200314125912j:plainf:id:haruirosoleil:20200314125918j:plain
 今週は暖かったからか、成長スピードが早かったです。カップから出てくる葉も枚数が多くなってきました。また日当たりの関係でしょうか?両側の4株と比べると、中央の2株の成長が遅い気がします。

f:id:haruirosoleil:20200314125923j:plain
 スポンジには藻がびっしりと生えて、黒に近い深緑となっています。こんなチョコレートが売っていそうです。

f:id:haruirosoleil:20200314125926j:plain
 遮光をしているとは言え完璧ではないので、このようにトレーにも藻が繁殖しています。あまりに増えるようでしたら、液肥を捨てて洗おうと思っています。

 

2020年3月21日 徒長気味の株あり(発芽から41日目)

f:id:haruirosoleil:20200321102924j:plainf:id:haruirosoleil:20200321102928j:plain
 寒い日が続いた1週間でしたが、一気に成長してきました。このペースならばあと2週間ほどで収穫できそうです。

f:id:haruirosoleil:20200321102933j:plain
 半日陰状態で育てているためか、葉の厚みが薄くて食べやすそうです。また室内栽培のため虫も付かず、きれいな葉を維持しています。

f:id:haruirosoleil:20200321102938j:plain
 根はかなり伸びています。やはり成長が早い株は、根の量が多い傾向があります。

f:id:haruirosoleil:20200321102935j:plain
 成長が遅い中央の株は茎が伸びてきており、徒長しそうな雰囲気です。もしかしたら両側の株によって光が遮られているせいかもしれません。栽培装置の原理上、この場所から動かすことはできないので、このまま成長してもらいましょう。

 


カネコ種苗 園芸・種 KS100シリーズ サラダ菜 ウェアヘッド 野菜100 545
《Amazonでの検索結果はこちら
《楽天市場での検索結果はこちら