5Lのバケツを使ってキャベツを半水耕栽培中。今回は上手く育つでしょうか?

f:id:haruirosoleil:20200906205000j:plain
 以前、水耕栽培に挑戦したキャベツは根腐れが起きたり、途中で成長が止まったりして、思ったようなものを収穫できませんでした(参考記事:土耕栽培のキャベツ苗を水耕栽培装置に移植。上手く育ってくれるかドキドキです水道管の継ぎ手に「つっかえ棒」を通してキャベツを水耕栽培。落下を防げるか試してみます)。

 この2回の栽培で感じたのは、私が使っている水耕栽培装置でキャベツを育てるのは難しい、と言うことです。柔らかいプラスチックの蓋で全重量を支えるので、成長が進むと重みに耐えられず株が転倒します。また栽培期間が長いと、その分だけ根腐れのリスクが高くなります。

 そこで今回の栽培では、バーミキュライトを土代わりにして育てる「半水耕栽培」にチャレンジしてみます。この方法ならば重さを直接培地が受けますし、液肥に浸らないので根腐れも起こりにくくなるでしょう。

 秋にキャベツを収穫するためには、夏に種蒔きをするがあります。近年の35℃を超える暑さに苗が耐えられるか心配ですが、日差しを和らげる処置をしながら育てたいと思います。それではキャベツの栽培を始めましょう。

 

 

 

 

キャベツの品種

f:id:haruirosoleil:20191027182931j:plain
 育てるキャベツは『中早生二号』です。名称の「四季まきキャベツ」の通り、蒔き時が春〜秋と広く、球は1.5kg前後になる品種です。

 

液体肥料

f:id:haruirosoleil:20190316165941j:plain
 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

アオムシ・イモムシ対策薬

f:id:haruirosoleil:20181014202615j:plain
 キャベツの天敵は葉を食害するアオムシ・イモムシです。そのためこれらの退治薬である「STゼンターリ顆粒水和剤」を定期的に散布していきます。希釈倍率は1000倍とし、葉に定着しやしいように展着剤(商品名:ダイン)を加えます。

 

2020年7月5日 種蒔き

f:id:haruirosoleil:20200906203928j:plain
 梅雨がまだ開けない7月初旬。キャベツを秋に収穫するためには、この時期に種蒔きをする必要があります。流れとしては、ポリポットで育苗→栽培装置に定植でいきたいと思います。
 ポリポットに培地であるバーミキュライトを入れ、液肥で湿潤させます。同じものを4つ作り、それぞれに種を4つ蒔きました。これらを屋外に置いて発芽するのを待ちます。

 

2020年7月9日 発芽(発芽から0日目)

f:id:haruirosoleil:20200906204331j:plain
 双葉が開きましたので、本日を「発芽から0日目」として成長記録を取っていきます。

 

2020年7月11日 1回目の間引き(発芽から2日目)

f:id:haruirosoleil:20200906204346j:plain
 発芽率は100%と、非常に優秀な結果です。

f:id:haruirosoleil:20200906204349j:plain
 しかし中には双葉が3枚ある株や、他と比べて明らかに小さい株があります。まずは1回目の間引きで、これらの株を取り除きましょう。

f:id:haruirosoleil:20200906204351j:plain
 間引きは指で抜くよりも、小さなハサミで切る方法をおすすめします。

f:id:haruirosoleil:20200906204353j:plain
 1ポットあたり2〜3株を残しました。再び屋外に置いて成長するのを待ちます。

2020年7月19日 徒長気味?(発芽から10日目)

f:id:haruirosoleil:20200719182037j:plainf:id:haruirosoleil:20200719182040j:plain
 前回から1週間が経過し、本葉が2枚出てきました。

f:id:haruirosoleil:20200719182044j:plain
 少し茎が伸びており、このままだと倒れてしまいそうです。

 

2020年7月26日 2回目の間引き(発芽から17日目)

f:id:haruirosoleil:20200906202653j:plain
 本葉は大きくなっていますが、まだキャベツらしい姿には程遠いです。

f:id:haruirosoleil:20200914203823j:plain
 双葉から上の茎も伸びてきました。夏蒔きのキャベツはこうなるのでしょうか?

f:id:haruirosoleil:20200906202657j:plain
 茎が細いのか、それとも培地の固定力が弱いのか、株がかなり斜めになっています。このままだと近いうちに、地面と平行になってしまいそうです。
 とりあえず葉同士が触れ合っているので、2回目の間引きを行います。

f:id:haruirosoleil:20200906202700j:plainf:id:haruirosoleil:20200914203832j:plain
 1ポット1株となるようにしました。あとはこの状態で定植できるサイズまで育苗します。

 

2020年8月8日 培地寄せ(発芽から30日目)

f:id:haruirosoleil:20200808195609j:plain
f:id:haruirosoleil:20200808195612j:plain
 葉が大きくなりつつあります。しかしその重みのせいで、株が完全に倒れてしまいました。

f:id:haruirosoleil:20200808195616j:plain
 そこで培地を追加して株元を埋め、ぐらつかないようにしました。

f:id:haruirosoleil:20200808195617j:plain
 8月になると日差しが強く、このまま日向に置いていると葉が焼けてしまいそうです。対策として遮光率22%の寒冷紗を設置し、その内側で育てることにします。

 

2020年8月14日 植え付け(発芽から36日目)

f:id:haruirosoleil:20200906204949j:plain
f:id:haruirosoleil:20200906204951j:plain
 寒冷紗のおかげか、元気に育っているキャベツです。葉の枚数が多くなってきたので、栽培装置に定植をしましょう。

f:id:haruirosoleil:20200906204954j:plain
 栽培装置として5Lのバケツを用意し、側面の下側に直径3cmの穴を20個ほど空けました。この穴が埋まるように不織布を底に敷き、バーミキュライトを入れます。

f:id:haruirosoleil:20200906204956j:plain
 そしてキャベツを植え付けます。今回は4株の中で、根張りが良い2株を選びました。

f:id:haruirosoleil:20200906205000j:plain
 これで定植の完了です。これからは寒冷紗の内側ではなく、日当たりの良い場所に出して育てていきます。

 

2020年8月23日 急成長(発芽から45日目)

f:id:haruirosoleil:20200823180558j:plain
f:id:haruirosoleil:20200823180600j:plain
 現在2株を育てていますが、本日からこちらの株の成長を追っていきます。

f:id:haruirosoleil:20200823180603j:plain
 前回と比べ、茎は見違えるほど太くなっています。

f:id:haruirosoleil:20200823180605j:plain
 葉は大きな円形で、キャベツらしい葉です。
 定植してから明らかに成長スピードが上がっています。もしかしたら地上部の成長は、根が伸びるスペースと関係があるのかもしれないですね。

 

2020年9月5日 葉が立ち上がる(発芽から58日目)

f:id:haruirosoleil:20200906200905j:plainf:id:haruirosoleil:20200906200906j:plain
 前回から2週間が経過しました。葉は茂り、斜め上からではバケツが見えないくらいとなっています。

f:id:haruirosoleil:20200906200912j:plain
 バケツの穴からは根が出始めました。まだ本数は少ないので、培地全体には根が回っていないかもしれないです。

f:id:haruirosoleil:20200906200909j:plain
 嬉しいことに、中心部の葉が立ち上がってきました。そろそろ結球が始まるでしょうか?

 


住友化学園芸 殺虫剤 STゼンターリ顆粒水和剤 20g
《Amazonでの検索結果はこちら
《楽天市場での検索結果はこちら

ゼンターリ顆粒水和剤はアオムシ対策におすすめの薬です。微生物から抽出した成分でできているので、化学農薬のように使用回数の制限がないことが特徴です。以前、何十匹というアオムシが付いた赤カブに使いましたが、1回で大半がいなくなりました。素晴らしい効果です。


住友化学園芸 展着剤 ダイン 100ml
《Amazonでの検索結果はこちら
《楽天市場での検索結果はこちら

展着剤とは植物への付着性や浸達性などを高め、薬の効果をより安定させる薬剤です。成分を簡単に説明すると、洗剤(界面活性剤)です。薬が雨で流れにくくなるので、私はできるだけ添加するようにしています。


サカタのタネ 実咲野菜2006 四季まきキャベツ 中早生二号 00922006
《Amazonでの検索結果はこちら
《楽天市場での検索結果はこちら