冬でもサラダを食べるために「ビニール温室」を導入。この中に水耕栽培装置を入れて育てます

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 冬は気温が低いので野菜の種を蒔いても発芽しなかったり、成長が遅かったりします。そのための場合、冬の間は栽培を中止して、暖かくなる春を待っています。しかし今年は寒い時期でもサラダを食べるために、栽培について一工夫することにしました。

 まず寒さ対策として、簡易ビニール温室をベランダに設置し、太陽の力で気温を上げます。また育てる野菜は、収穫までの期間が短いベビーリーフとします。ベビーリーフは色々な品種が混ざっているものを使うことで、サラダにした時に見た目が良く、また飽きずに食べられるでしょう。

 ビニール温室を使うのは人生で初めてなので、これから知見を貯めていきたいと思います。そこで今季は実際に育てて気付いたことや、冬の間でベビーリーフがどのくらいの量採れたのか記録してみます。希望としては2週間ごとに2〜3人分の葉が採れたら良いのですが、はたしてどうでしょうか?それでは始めましょう。

 

 

 

 

購入した簡易ビニールハウス

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 上の写真が購入した簡易ビニール温室(タカショー ビニール温室 4段 GRH-N03T)になります。棚板は4枚あり、高さは160cmほどです。完成品ではないですが、工具なしで簡単に組み立てることができました。強度の関係か風が吹くとゆらゆらと揺れるので、ベランダの手すりにヒモを使って緩く固定しました。

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 覆い被せているビニールには2本のチャックがあり、ここを開けて中身を出し入れをします。日当たり具合によっては室内温度が高くなってしまうので、このチャックを開閉して調節します。

 

栽培装置

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 栽培装置は水切りカゴを利用したもの《参考記事:ベビーリーフを育てるための栽培装置を紹介。水切りカゴに不織布を敷いて培地を入れましょう》を使います。このビニールハウスに置ける装置の最大数は、棚板1枚につき3個の合計12個です。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2020年11月30日 記録開始(0日目)

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 現時点では栽培装置を9個運用しています。成長はそれぞれの装置で異なり、発芽してすぐのものや、もう少しで収穫できるものもあります。

 天候による2本のチャックの開閉具合は、

晴れの日:2本開け
曇りの日:1本開け 1本閉め
夜   :2本閉め

としています。チャックを2本とも閉めた状態で晴れると、温室内が軽く30℃を超えてしまいます。本当はこまめな調整できれば良いのですが、昼間は家にいないためこの方法に落ち着きました。
 近々収穫できそうな装置があるため、何g採れたかメモしたいと思います。

 

2020年12月5日 1回目の収穫(5日目)

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 簡易温室にしてから1週間弱がたちました。寒い日でも直射日光さえあれば、中は非常に暖かいです。

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 栽培スペースが空いているため、新たにクレソンを2装置追加しました。このクレソンはスーパーで売っていたものを培地に挿しただけです。再生力が高いので、数日もすれば根付いて成長を始めることでしょう。

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 ビニール温室を使ってみて良い点だと思ったのは、雨を完全に防いでくれることです。大雨の場合でも栽培装置に雨水が入らないので、液肥濃度が薄まらずに栽培を続けられます。

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 9装置あるベビーリーフのうち、4装置が十分な大きさになっています。それでは早速収穫をしましょう。 

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 採るのは大きくなった葉のみとし、まだ成長していない葉は残しておきます。

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 この装置1個からは28gのベビーリーフが採れました。収穫後の装置は再び温室の中に入れて、残した葉が成長するのを待ちます。

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 今回、4個の装置から収穫できたベビーリーフは合計137gでした。この量ならば数日間は食べられそうですね。

 

2020年12月12日 温室内温度42.3℃(12日目)

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 今日の午前は太陽光が降り注ぐ良い天気でした。先日書いた通り、温室のチャックは2本とも開放して、できるだけ温度が上がらないようにしています。

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 しかし手を中に入れると、意外と暑いです。念のため最上部の棚直下で温度を測定すると、なんと42.3℃もありました。もちろん温室全体がこの温度ではなく、下になるほど低くはなっています。ちなみに午後になり太陽が雲に隠れると、温度は25℃に急降下しました。

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 今のところ野菜にダメージは見られません。念のため真冬になるまでは昼の間、入り口のシートを捲くって全開にしておこうと思います。

 

2020年12月13日 2回目の収穫(13日目)

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 本日はある程度育った栽培装置5個から収穫をします。棚で育ているため十分な日光に当たれず、水菜の茎が細めになっています。しかしサラダで食べるには、このくらいの方がクセが少なくて美味しいです。

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 今回は5装置で90gが収穫できました。今回も大きく成長しているもののみを採ったので、残りは再び成長させます。

 

2020年12月26日 3回目の収穫(26日目)

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 本日はこの3装置を収穫します。上の2装置は栽培を終了するので全てを、下の装置は半分を採ります。

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 計量をした結果、89g + 117g + 39g = 245g と、満足のいく量となりました。収穫した葉は洗った後に、キッチンペーパーを敷いたタッパーに入れて冷蔵庫で保管します。この状態だと1~2週間は新鮮な状態で食べることができます。

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 今回の収穫で装置2つが空きましたので、新しい栽培を始めます。発芽するまでは室内に置き、発芽したら温室の最上段に入れて温かい気温で成長を促します。

 

2020年12月30日 4回目の収穫(29日目)

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 本日は2装置の株を全て収穫し、合計179gが収穫できました。装置が再び2つが空きましたので、それぞれにレタス系とアブラナ科系の種を蒔いて、新たな栽培を始めます。

 

2021年1月9日 収穫の小休止(40日目)

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 現在、12個の栽培装置を運用中です。最上段は一番暖かいので種蒔き直後の装置の場所とし、下になるにつれて成長度合いが大きいものを置いています。

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 最近の朝は非常に寒く、ビニールの覆いを閉めていても培地が凍ってしまいます。過酷な環境にも関わらず、発芽したてのアブラナ科は枯れずに耐えています。

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 今日はこの栽培装置を収穫しました。冬でも立派に育っていますね。
 これまでは1週間ごとに収穫できていましたが、今残っている11装置の中で10装置は種蒔き直後または双葉の状態のため、収穫できる状態にはないです。次の収穫は2月となりそうです。

 

2021年1月17日 藻の発生(48日目)

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 数個のトレイに藻が生えてきました。写真のトレイは12月26日に種蒔きをしたもので、バーミキュライトが薄っすらと緑色になっています。栽培期間が長くなると、冬でも藻が増えてしまうようです。

 

2021年1月23日 アブラナ科の低温障害(54日目)

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 寒さがピークを迎えており、ビニールを閉めていても夜間にバーミキュライトや底に溜まった液肥が凍ってしまうことがあります。 そしてとうとう連日の低温のせいで、アブラナ科の発芽して間もない株がいくつかダメになってしまいました。

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 この株は双葉の片方が変色して朽ち落ちています。

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 またこちらは寒さに耐えきれなかったのか、株ごと枯れてしまいました。
 低温障害が出ているのはアブラナ科のみで、レタス系は発芽直後の株でも至って元気です。そこで比較的温度の高い温室上側にアブラナ科のトレイを置き、下側には寒さに強いレタス系を置くようなレイアウトに変更しました。これで少しは改善するでしょうか?

 

2021年2月13日 成長再開(75日目)

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 アブラナ科を上段、レタス系を下段に分けた結果、低温障害が起こらなくなりました。とりあえずは一安心です。

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 一年で最も寒い1月下旬~2月上旬が終わりました。最近は暖かい日が多くなり、それに伴ってベビーリーフの成長が再開しています。レタス系はもう少し時間が掛かりそうですが、

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アブラナ科は収穫できるくらいまで茂っています。明日採れるでしょうか?

 

2021年2月14日 久し振りの収穫(76日目)

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 翌日になりました。本日はこの2トレイを収穫します。どちらも12月26日に種蒔きをしたもので、1.5ヶ月かかっての収穫となりました。やはり真冬は成長に時間がかかりますね。収穫量は合計149gと、まずまずの結果です。

 

2021年3月6日 ベビーではないリーフ(96日目)

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 3月になってさらに暖かくなっています。その結果、今まで成長が滞っていたレタス系が一気に成長を始めてきました。先週は3トレイ分が一度に採れ、さらに本日は写真のようなベビーとは言い難いリーフを収穫しました。葉物野菜はいくらあっても困らないので、どんどん育ってほしいと思います。

 

収穫記録

12月5日 137g
12月13日 90g
12月26日 245g
12月30日  179g
1月1日 238g
1月3日 141g
1月9日 117g
1月17日 123g
2月14日 149g
2月20日 194g
2月23日 420g
2月28日 382g
3月6日 216g
3月14日 95g
3月21日 245g
3月28日 123g
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合計 3094g