自作した室内育苗器でレタス系3品種の苗を作成中。移植できるまでに何日間かかるでしょうか?

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 葉物野菜は春に種を蒔いて、夏前に収穫するのが一般的です。もし早く採りたい場合には、種蒔きを手前にずらすことが必要になります。しかしあまりにも早すぎると気温が低いため発芽しなかったり、霜によるダメージを受けてしまいます。それならば室内で育てれば良いだろうと思いますが、十分な光量がないと徒長する可能性があります。

 これらの問題を解決しつつ、できるだけ早い時期に種蒔き、もとい収穫する方法がないか考えました。そして思い付いたのが、自作した「栽培用ライト」を光源として、室内で苗を作ってしまう事です。定植できる状態になるまで1ヶ月かかると仮定すると、その頃には外も暖かくなっているはずです。あとは植え替えて育てれば、早い時期に収穫できるでしょう。

 この記事では、野菜の早採り計画の第一段階として、室内で移植苗が作れるかを試したいと思います。使う種はレタス系とし、3品種の苗作りにチャレンジします。それでは早速始めましょう。

 

 

 

 

室内育苗器の組み立て

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 ライト部は、この記事《野菜の室内栽培で使うライトを改良。非防水型のLEDテープと大きなアルミ板を使って問題を解決します》を参考にして組み立てました。

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 次に発泡スチロール箱(幅39cm×奥行32cm×高さ26cm)を用意し、内側にアルミ蒸着保温シートを取り付けて、できるだけ光が反射するようにしました。その後、ライト部を乗せて室内育苗器としました。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

2021年1月31日 種蒔き

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 今回は72穴のセルトレイを5×3のサイズに切って使います。セルトレイの穴は不織布で塞ぎ、培地であるバーミキュライトを入れました。そして適当なサイズの受け器を用意し、底面から液肥を吸わせて培地を湿潤させました。

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 セルトレイの区画は全部で5列ありますので、レタス系の種3品種を蒔きます。左の2列は「ロメインレタス」、中央の2列は「ちりめんしちゃ」、そして右端の1列は「サラダ菜」とします。種は1セルにつき4個ほどを蒔き、その上から厚さ2~3mmとなるように覆土を行いました。

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 種を蒔いたセルトレイをを育苗器に入れ、発芽するのを待ちます。栽培ライトとセルトレイ上面の距離は6cmとし、光の照射条件は点灯16時間、消灯8時間とします。

 

2021年2月5日 発芽(発芽から0日目)

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 発芽しましたので、本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。現時点での発芽率はロメインレタスが最も良く、ちりめんしちゃはイマイチ、サラダ菜は普通です。もう少し日数がたてば芽が出揃うかもしれません。もう少し待ってみましょう。

 

2021年2月11日 間引き(発芽から6日目)

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 発芽から1週間が経過しました。左側のロメインレタスは順調に成長し、現在は2枚目の本葉が出てきているところです。中央のちりめんしちゃはやはり発芽率が悪く、また成長も遅いです。気温などの環境が合っていないのでしょうか?左側のサラダ菜は運が悪かったのか、蒔いた種が1つも発芽しないセルがありました。成長度合いはロメインレタスと同じく、2枚目の本葉が見えています。

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 少し窮屈になっているので、このタイミングで間引きを行います。作業は小さなハサミを使って、株元を切ります。

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 間引いた後はすっきりした見た目のトレイとなりました。
 意外にもロメインレタスの成長が早くて驚いています。レタスの移植は本葉3枚の時にするのが良いそうなので、このペースで成長すると、発芽から2週間を待たずに苗が完成しそうです。

 

2021年2月14日 移植間近(発芽から9日目)

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 この数日間でかなり大きくなっています。心配だった中央のちりめんしちゃも順調に成長し、現在は3枚目の本葉が出てきているところです。

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 ロメインレタスはあと2~3日で移植できるサイズとなるでしょう。

 

2021年2月16日 苗の完成(発芽から11日目)

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 3枚目の本葉が大きくなり、もう移植できるほどの成長度合いとなりました。発芽から11日間で苗ができたことになります。2月初旬の寒い時期でも、自作した育苗器を使えば短期間で育つようですね。

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 ちなみに環境が良いせいか、カビが生えてきました。写真中央の白い綿みたいなものが菌糸です。液肥には栄養分が入っていますので、カビを防ぐのは難しいと思います。個人的には野菜に悪影響を与えない範囲であれば気にしません。

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 こちらが現在のロメインレタスです。3枚目だけではなく、4枚目の本葉が見えています。

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 ちりめんしちゃは3枚目の本葉が大きくなってきており、移植にはちょうど良さそうなサイズです。

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 サラダ菜の初期成長は遅かったですが、途中からすごい勢いで成長が始まりました。

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 ピンセットを使ってロメインレタスをセルトレイから抜いてみました。根がしっかりと張っているおかげで、持ち上げても培地が崩れません。立派な苗です。

まとめ

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 育苗器を使った移植苗の作成は成功しました。3~4週間かかると思っていたのですが、大幅に短い11日間での完了となり非常に驚いています。早く成長した理由としては、室内だと気温が低くなりすぎない点。また光を18時間も当てているので光合成時間が長くなり、成長速度がアップしたと考えられます。次はこの苗を移植して、収穫まで育つかを確認したいです。

 この記事が自作育苗器や冬季の苗作りの参考になれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。