サラダホウレンソウの再生栽培に挑戦します。株元を長めに切って栽培装置に植付けましょう

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 野菜は種や苗から育てるのが一般的ですが、実は調理後の端材を使ってもできるのです。この方法は「再生栽培」と呼ばれており、根が付いたまま売られているミツバやクレソンはもちろん、一見根がなさそうな水菜やチンゲンサイも栽培が可能です。

 先日、仕事から帰宅すると、キッチンに「サラダホウレンソウ」が置かれていました。このホウレンソウは通常の品種よりもアクが少なく、名前の通り生食ができるホウレンソウです。ふとパッケージの底を見たところ、珍しく根が付いているのに気が付きました。茎を長めに切って植えれば、もしかしたら再生栽培ができるかもしれません。

 そこで大きな葉はサラダとして食べて、その残りを水耕栽培装置に植付けることにしました。今までに数回、ホウレンソウを種から育てましたが、どれもイマイチの結果でした。今回は上手く育つことを願いながら、栽培を始めましょう。

 

 

 

 

再生するホウレンソウ

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 こちらが今回使うサラダホウレンソウです高さは30cmほどもあり、意外と大きいです。食べるところは食べ、株元を回収します。

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 こちらが切り落とした株元となります。葉が付くように、少し長めに切りました。

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 根を見ると、米粒サイズの灰色っぽい塊がたくさん付着しています。パッケージの裏面を読むと、「当社のホウレンソウはロックウールを使用して育てています」と書いてあったので、この粒はロックウールなのかもしれません。

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 本日は植付け作業ができませんので、水を張った容器に入れて週末になるのを待ちます。

 

2021年1月23日 植付け(植付けから0日目)

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 週末になりました。心なしか少し大きくなった気がします。それでは栽培装置に植付けましょう。

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 栽培装置はこの記事《「黒色ビニール袋」を使って遮光仕様の水耕栽培装置を作製。液温上昇と藻の増殖を防ぎます 》を参考にして組み立てました。 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

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 ホウレンソウの株元をプラカップの中央に置き、培地であるバーミキュライトを周りから入れれば植付けの完了です。特に難しいこともなく、数分で作業が終わりました。

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 装置の環境に慣らすために、これからの1週間は明るい窓辺で養生をします。上手く根付いてくれると嬉しいのですが、どうなるでしょうか?

 

2021年1月30日 屋外に出す(植付けから7日目)

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 植付けから1週間が経過したので、本日から屋外で育てます。ホウレンソウに変化はなく、根も伸びている気配はありません。もう少し様子を見ましょう。

 

2021年2月7日 根を確認(植付けから15日目)

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 地上部には大きな変化はありません。

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 しかしプラカップの側面には、新しく伸びた白い根が見えています。来週にはお茶パックを突き抜けて、液肥槽に達しそうです。

 

2021年2月28日 大きくなる(植付けから36日目)

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 2月ももう終わりです。最近の日中は暖かい日が多く、それに伴ってホウレンソウが徐々に成長を始めてきました。前回の写真と比べると、葉の数が多くなっているのが分かりますね。

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 ホウレンソウの根はまるで縮れ麺のようにカールしています。色が濃いオレンジですが根腐れをしているわけではなく、時間が経過するとこの色に変化するようです。

 

2021年3月14日 大きくならず(植付けから50日目)

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 前回の報告から2週間が経過しました。困ったことに、ホウレンソウのサイズはあまり変わっていません。

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 最近の天候は穏やかで、寒すぎる日や暑すぎる日はありません。それでも育ちが悪いのは何故でしょうか?もしこれ以上成長しないようならば、収獲しようと思います。

 

2021年3月27日 成長不良のため撤収(植付けから63日目)

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 前回と比べると大きくはなっていますが、それよりも気になるのは葉の状態です。

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 こちらの葉は順調に育っているもので、濃い緑色をしています。

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 一方でこちらの葉は成長せず、全体的に黄色くなってしまっています。

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 葉の色が薄いのはおそらく根に異常が発生して、栄養が取り込めていないからだと思います。プラカップを持ち上げると、根の量は栽培期間の割には少ないです。見た目では分かりませんが、根腐れが起きているのかもしれません。このまま待っていても成長は見込めないので、食べれそうな葉は収獲して栽培を終えようと思います。

 

まとめ

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 ホウレンソウの再生栽培を試みましたが、あまり上手く育ちませんでした。ただ今回の栽培ではある程度の大きさまでは育ちましたので、もう少し栽培条件を見直せば再生したホウレンソウを食べれるかもしれません。個人的にホウレンソウの水耕栽培は難しく、今まで一度も満足のいく収獲ができていません。栽培装置の問題なのか、気候の問題なのか、色々と検証すべきことは多そうです。

 この記事がホウレンソウの再生栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。