IoTで水耕栽培 第1回目。目指せ、水耕栽培とウェブの融合!

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 最近は家庭だけではなくコンビニや新幹線の中でもwifiの電波が飛んでおり、何時でもすぐにインターネットに繋げることができます。この様な環境になったおかげか、「IoT(Internet of Things)」=モノとつながるインターネット が普及し始めています。例えば、帰宅途中にスマートフォンを使ってエアコンの電源を入れたり、心拍数を組み込んだTシャツからリアルタイムでデータが送られてくる…などです。

 IoTの機材は市販のものを使わなければダメ…と思いきや、個人でパーツを購入し、それらを組み立てても作れるらしいのです。そこで新しい試みとして、私の趣味である水耕栽培にIoTを活用してみようと思います。

 この『IoTで水耕栽培』シリーズでは細かい事は他のウェブサイトにお願いして、要所要所を説明していきます。内容は数回に分けて書き、簡単なことから徐々に難しいことにチャレンジしていく予定です。それでは第1回目「準備編」のスタートです。

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光を12時間サイクルで当ててサラダ菜を栽培します。徒長は抑えられるでしょうか?

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 先日、LEDライトを使ってサラダ菜の室内栽培をしました。光を24時間当て続けたおかげか、サラダ菜は通常よりも早く成長したような気がします。しかし徒長したせいで結球はせず、また葉もやけに細長かったです。正直な話、ぱっと見ではサラダ菜だと気付かない姿となってしまいました。

 こうなった原因は、やはり光を1日中当てていたことでしょう。調べてみると、レタス系は長日条件(=光の当たる時間が長い環境)で花芽を付けるために茎が伸びるそうです。確かに、発芽からの収穫までライトを消さずに育てていたので、この条件に当てはまっています。

 そこで今回は光の照射を12時間サイクルにしてサラダ菜を育て、どのような変化が起きるのか確認してみます。予想では栽培期間が長くなる代わりに、徒長が抑えられるはずです。できれば葉の形も細長から丸形になってくれたらな、と思うのですがどうでしょうか?それでは実験を始めましょう。

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「紫チンゲンサイ」の水耕栽培に挑戦。本当に葉の表面だけ紫色になるのでしょうか?

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 私は100円ショップで種を買うことが多いです。メジャーな野菜は揃っていますし、何よりも安いからです。一方でホームセンターで売っている種は少し高価ですが、珍しい種類のものも売っています。

 良くも悪くも、100円ショップの種は普通の野菜が多いです。しかし今秋の種には、今までの傾向から外れた野菜がありました。それが「紫チンゲンサイ」です。種袋の写真を見ると、不思議なことに葉の表面は赤紫色で、裏面は普通の緑色なのです。このようなチンゲンサイは大型のホームセンターでも見たことがありません。今年の仕入れ担当者に感謝しながら早速購入しました。

 暑かった夏も終わり、今は種蒔きにちょうど気温となっています。これからは害虫も少なくなっていくので、葉物野菜を育てるにはぴったりです。それでは紫チンゲンサイの栽培を始めましょう。

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水耕栽培で起きる根腐れについて。根と空気の触れ合う面積が大切なのかもしれません

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 水耕栽培では病気や害虫に気を付けるだけではなく、「根腐れ」の防止にも務めなければなりません。根腐れとは読んで時の如く、根が腐ってしまう現象のことです。

 根腐れの原因としては、根の空気不足や与える肥料が濃すぎるなどが挙げられます。水耕栽培ではその性質上、根が液肥に浸かりっぱなしなので根腐れが起きやすい環境になっています。

 現在、水耕栽培を始めて2年目になります。1年目は根腐れとは無縁でしたが、2年目になると多くの野菜で根腐れの症状が見られました。

 最初は運が悪かったのだろうと思っていました。しかし根腐れを起こす野菜が増えるにつれ、何となくその共通点が見えました。それは「栽培筒(水道管の継ぎ手)」です。今回の記事では、水耕栽培の根腐れについて考察しようと思います。

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水道管の継ぎ手でカブの栽培実験。成功すれば好きな大きさで収穫できます

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 昨年の秋、プラスチック製カップの中で赤カブを育てました(参考記事:カブの一種「もののすけ」を水耕栽培。物珍しさに惹かれたので育ててみます)。本当はもっと大きい実にしたかったのですが、カップと言う障壁がある以上、その口径以上に育てることはできませんでした。

 しかし収穫前の株を良く観察すると、実の大半は地上に出ているではありませんか。もしかしたら大根などと違って、カブは地上部分の茎が太くなるのかもしれません。それならば、地上部に障害物がない「水道管の継ぎ手」を利用した栽培装置が使える可能性があります。 

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 これが実際の継ぎ手になります。ここに培地であるバーミキュライトを詰めて、栽培装置にセットします。もし地面よりも上で実が大きくなるのであれば、これを使うことにより自分の好きな大きさで収穫できます。果たして上手くいくかは分かりませんが、とりあえず継ぎ手でカブの栽培実験をしてみましょう。 

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ペットボトル栽培装置で「水菜」を水耕栽培。葉物野菜の中で水菜は特に育てやすいです

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 先日、初心に帰ってペットボトルを利用した水耕栽培装置を作成しました。特に難しい作業もなく、30分ほどの短時間で完成しました。もちろん作っただけでは意味がないので、この装置で何か野菜を育ててみたいと思います。

 手元にある十数種類の種の中で選んだのは「水菜」です。種を蒔けば簡単に発芽し、病気にも強く、さらに成長も早いので水耕栽培ではメジャーな野菜の1つです。水菜が育てられれば、他の葉物野菜は一通りできるでしょう。

 今回の記事では『初めての水耕栽培』を想定して、ペットボトル栽培装置で水菜を育ててみます。秋真っ盛りの中で育てるのでアオムシの被害が心配ですが、どうなるでしょうか?それでは栽培のスタートです。

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水耕で「ミニ白菜」栽培に再チャレンジ。今度こそ収穫までたどり着きたいです

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 今年の春にミニ白菜を育てました。美味しい白菜になることを期待していたのですが、途中で根腐れを起こして成長が止まってしまいました。また栽培場所であるベランダにネズミが出没し、無残にも葉を食べられてしまったのです。このダブルパンチのため、栽培を断念せざるを得ませんでした。

参考記事:【食害で撤収】水道管の継ぎ手で「ミニ白菜」を水耕栽培。初めての白菜は上手く結球するでしょうか

 しかし諦めるわいきません。白菜は春だけではなく、秋にも育てることができます。そこでネズミが出るベランダは諦め、1階の庭で育てることにしました。根腐れについては原因がはっきりしないので、2回目の栽培でも起きるのか確かめてみたいと思います。それではミニ白菜の再栽培スタートです。 

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