半水耕栽培で「ソラマメ」を栽培中。収穫は来年の春ですので気長に待ちます

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 今年の9月、赤タマネギの半水耕栽培を始めました。種を蒔いて発芽するまでは順調でした。しかし関東を直撃した台風19号のせいで多くの株が倒れてしまい、栽培を断念せざるを得ませんでした。

参考記事:
【栽培断念】「赤タマネギ」を半水耕で栽培中。収穫は半年後の来春を予定しています 

 倒れた苗を処分すると、残ったのはバーミキュライトだけです。ほぼ新品状態なので、捨てるには少々もったいない気がします。そこで保管している種袋を確認すると、封を開けていない「ソラマメ」がありました。これは昨年、庭で育てようと思って買ったものの使わなかった種です。調べると種の寿命は2~3年らしいので、まだ大丈夫そうです。

 今回の栽培では赤タマネギの跡地を利用して、半水耕でソラマメを育ててみます。この豆は苗の状態で冬を越し、春になったら開花、そして梅雨前に収穫となります。実は以前にソラマメを育てたことがあります。その時にはとてつもない量のアブラムシが付き、かなり驚きました。おそらくこの栽培でもアブラムシの戦いがあるので、負けないように頑張りたいと思います。それでは栽培スタートです。

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水切りカゴで作った装置で「サラダ菜」を水耕栽培。南向きの窓際で育てられるでしょうか?

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 先日、水切りカゴを利用した水耕栽培装置を作りました。組み立てていて気付いたのは、「入る液肥の量が意外と少ない」ということです。見たところ1L入れられるかな?くらいですので、屋外栽培で使った場合には液肥の補充頻度が多くなりそうです。また、もし真夏の日向に出そうものなら、1日持たないかもしれません。

 そこでこのカゴ式栽培装置は室内で使うことに決めました。我が家で1番明るい場所は、南向きの窓辺りです。冬の晴れた日に照度を測ると、カーテン越しで5000lx、 カーテンを開けると10000lxでした。この結果から育てられそうな野菜を調べると、レタス系が良さそうです。プラカップの中で育てる関係上、結球する品種は無理ですので、リーフレタス、今回は家に種があった「サラダ菜」を育ててみます。

 室内でのリーフレタス栽培は多くのブログでも紹介されているので、成功率は高そうです。特に興味があるのが、本当に窓際の明るさで育つのか?、また発芽直後に日光不足による徒長が起きないのか?です。それではサラダ菜の種を用意して、スポンジの上に蒔きましょう。

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2Lのペットボトルで水耕栽培装置を作製。横向きに使うので窓際にも置けるでしょう

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 普段私は、5Lのプラスチック容器を利用して水耕栽培装置を作っています。この容器の大きさは縦19cm×横25cm×高さ14cmで、屋外で使うには全く気にならないサイズです。ただ今回は外ではなく、室内の奥行き10cmしかない窓枠で野菜を育てようと思っています。この奥行きですと、上記の栽培装置を置くことはできません。そこでもっと細身の容器を使って、新しい栽培装置を作ることにしました。

 どの容器を使うか検討した結果、2Lのペットボトルが良さそうです。これを横向きに寝かして置くと、窓枠にぴったりでした。構想としては、ペットボトルに穴を開けて水道管の継ぎ手を差し込み、ここで野菜を育てます。それでは材料を用意し、栽培装置を作っていきましょう。

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ミツバの「節」を水耕栽培。上手く育てば安定した収穫ができるかも?しれないです

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 現在ミツバを水耕栽培しています。最初は数cmだった株も大きくなり、つい先日1回目の収穫をしました(参考記事:食べ終わったミツバの「再生栽培」に挑戦。ちょっと長めに切り落としましょう)。収穫時に気付いたのですが、節がやけに膨らみ、そこから根らしきものが出ている部分があったのです。

 ミツバの増やし方を調べると種から育てる他に、私のようにスーパーで売っているミツバを再生栽培する方法があります。しかし節を植えて増やす方法は、少し調べた限りでは見つかりませんでした。

 ミツバは1株しか育てていないので、収穫したら回復するまで待つ必要があります。もし節で株を増やせたら、いつでも安定した収穫ができるようになるでしょう。そんな期待を胸に、ミツバの「節」栽培にチャレンジです。

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水耕栽培で用意しておくべき農薬5選+α。特にアブラムシとアオムシ対策の薬が重要です

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 私は水耕栽培で野菜を育てています。土を使わないので地中に隠れるヨトウムシなどの被害は全くありません。しかし地面からではなく、空を飛んでくる虫、例えばアブラムシやチョウ(アオムシ)の被害は土耕栽培と同じくらいあります。防虫ネットである程度は防げますが、それにも限界があります。もし自分で退治できないほど増えた場合には、農薬の力を借りて退治を行います。

 病気に関しては頻度は少ないですが、かかることもあります。栽培期間が長い大物の野菜がなることがあり、以前育てた落花生は「そうか病」を患ってしまいました。その時には農薬を散布して治し、最終的には立派な落花生を収穫することができました。病気に関しては自分の力ではどうにもならないので、薬に頼ってすぐ治すのが正解だと思っています。 

 水耕栽培を3年間行っていると、使う薬の種類がだんだんと決まってきました。そこで今回の記事では、私が使っている農薬を5個紹介します。使用頻度が高いのが「アーリーセーフ」で、最も重要なのが「ゼンターリ顆粒水和剤」です。この他にも、あると便利なものもの載せているので参考にして頂ければと思います。

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水道管の継ぎ手に「つっかえ棒」を通してキャベツを水耕栽培。落下を防げるか試してみます

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 今年の秋、買ってきたキャベツの苗を水耕栽培装置に移植して育てました(参考記事:土耕栽培のキャベツ苗を水耕栽培装置に移植。上手く育ってくれるかドキドキです )。水耕栽培は土耕栽培と異なり、根で地上部を支えることができません。そこで何かしらの方法で固定するのですが、この時には茎をスポンジで挟んで穴に入れる方法を使いました。

 キャベツは順調に大きくなり、どんどん葉が広がってきます。そして風が強かった日に事件が起きました。地上部の重さに耐えきれず、株が液肥槽に落ちてしまったのです。どうもスポンジの固定力では、キャベツの重量を支えきれないようです。

 そこで今回は「つっかえ棒」が付いた水道管の継ぎ手を利用して育ててみます。もちろんそんな都合の良いものは売っていないので、材料を買ってきて自作します。初めての試みなので上手く行くか分かりませんが、継ぎ手を加工して種蒔きをしてみましょう。 

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「アイスプラント」を水耕栽培。大きくなったら液肥に塩を入れて育てる予定です

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 「アイスプラント」と呼ばれる野菜をご存知でしょうか?この野菜は非常に個性的な見た目をしています。なんと葉や茎に小さな粒々がたくさん付いているのです。これは余分な塩類を出すための袋で、透明でキラキラと輝いています。初めて食べた時は、プチプチした食感とほんのりとした塩味に驚きました。

 塩味の秘密は育て方にあります。普通の野菜は塩水を与えると枯れてしまいます。しかしアイスプラントは塩水をあげて成長させるのです。体に取り込まれた塩分はツブツブの袋に溜め込まれ、これが塩味の元になっています。ちなみに海水と同じくらいの塩分濃度(約3.5%)でも耐えられるので、塩害にあった土地を浄化する研究にも使用されているとのことです。

 アイスプラントの肉厚な葉を見ていると、何となく水耕栽培でも育てられそうな気がしてきました。そこで今秋にはアイスプラントの栽培に挑戦することに決めました。種はホームセンターに売っているのを見たことがあります。早速買ってきたので、栽培装置を用意して種蒔きをしましょう。  

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