【栽培断念】「サラダスティック」をセルトレイで水耕栽培。今回は19株を同時に育てます

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 2020年の春に謎の野菜サラダスティックを栽培しました(参考記事:情報が少なすぎる「サラダスティック」の水耕栽培に挑戦。本当にポリポリ食べられるのでしょうか?)。この時には6株を育てましたが、1回の食事で全て使い切ってしまうくらいの少ない収穫量でした。そこで今回は、もっと多くのサラダスティックを一度に育てたいと思います。

 使うのは「プラグトレイ」と呼ばれる育苗用の資材です。これを使いやすい大きさに切り、19株を同時に育てます。栽培には土を使わずに、バーミキュライトと液体肥料で育てていきます。

 サラダスティックの種蒔きは春〜秋にかけてと幅広く、今の季節(8月)でも大丈夫そうです。酷暑での栽培となりますので、寒冷紗を使って日光が当たりすぎないようにします。それでは栽培のスタートです。

 

 

 

 

サラダスティック

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 サラダスティックはナバナの一種なのですが、品種名が書いていないので詳細は不明です。とりあえずは種袋のうたい文句通り、食べると甘いです。

 

液体肥料

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 液体肥料には、微粉ハイポネックスを水道水で1000倍に希釈したものを使用します。

 

栽培場所

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 夏は日光が強すぎて、葉が縮れたり枯れたりする葉焼けが起きる可能性があります。そこで遮光率22%の寒冷紗を設置し、その内側で栽培します。

 

アオムシ・イモムシ対策薬

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 ナバナの天敵は葉を食害するアオムシ・イモムシです。そのためこれらの退治薬である「STゼンターリ顆粒水和剤」を定期的に散布していきます。希釈倍率は1000倍とし、葉に定着しやすいように展着剤(商品名:ダイン)を加えます。

 

2020年8月16日 種蒔き

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 栽培装置はこの記事 《カブのトレイ栽培に挑戦中。水耕栽培を応用して土の代わりにバーミキュライトを使ってみます》を参考にして組み立てます。プラグトレイは1シートあたり50セルのものを使用し、5×4となるように切り取りました。ちなみに右奥の空セルは、液肥の水位確認用として使います。
 液肥で湿潤させた培地に深さ0.5cmの穴を3つ空けます。ここに種を1〜2個ずつ蒔き、覆土をしました。水切りトレイに液肥はまだ入れずに、屋外に置いて芽が出るのを待ちます。ここ数日は35℃を超える気温が続いているので、ちゃんと発芽するか心配です。

 

2020年8月18日 発芽(発芽から0日目)

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 種蒔きから2日で芽が出ました。本日を「発芽から0日目」として記録をしていきます。発芽率は良く、見たところ9割ほどの種から芽が出ています。暑さによる徒長を警戒しましょう。

 

2020年8月22日 1回目の間引き(発芽から4日目)

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 間延びしている株はありますが、概ね良好に育っています。このタイミングで1回目の間引きを行います。

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 発芽に失敗しているものなどを中心に切り取っていきます。

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 1セルあたり3株となるように間引きました。次の間引きは本葉が数枚になった頃にしましょう。

 

2020年8月24日 2回目の間引き(発芽から7日目)

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 3枚目の本葉が出てきました。それでは2回目の間引きを行います。

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 茎が伸びている株があったので、背が高すぎないものを選んで残しました。 

 

2020年8月29日 傾き気味(発芽から12日目)

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 本葉の数も4~5枚となり、暑いながらも着実に成長をしています。

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 双葉の下の茎が徐々に伸びてきており、そのせいで株が傾き気味です。土寄せができないので、このまま成長を見守るしかなさそうです。

 

2020年9月5日 1株脱落(発芽から19日目)

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 数日前、何かの虫に根元をかじられてしまい、1株がダメになってしまいました。残りの18株で頑張ります。

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 前回の春栽培では茎間が詰まっていましたが、今回は伸び気味です。やはり暑さのせいでしょうか?

 

2020年9月13日 立つ茎(発芽から27日目)

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 前回から1週間が経過しました。茎が伸びていたのは暑さのせいではなく、立ち上がるための準備だったようです。今では全ての株が上に向かって成長を始めています。

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 まだ蕾は見えていませんが、時期的にもうそろそろ出てきても良い頃です。次の週末が楽しみですね。

 

2020年9月21日 明らかな不調(発芽から35日目)

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 予想は的中し、中心部から蕾が出てきました。しかし見て分かる通り、サラダスティックの調子が非常に悪いです。葉が変色したり、新しく出てきた葉が萎縮して育たない症状が出ています。

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 この写真が1番分かりやすいものです。蕾付近の葉は上手く開かずに、変な形でカールしています。手で触ると柔軟性がなく、パリパリ・バリバリした感じです。また下の方にある葉は緑色が抜けて黄緑色になっています。

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 地上部とは異なり、根は少なくとも見た目上は異常はありません。色も白いですし、コブのような膨らみもないです。
 葉の縮れ症状は全ての株で同時期に出てきました。害虫は見つからなかったため、何かの病気にかかった可能性があります。おそらくダメだとは思いますが、もう数日待って撤収するかを決めます。

 

2020年9月27日 撤収(発芽から41日目)

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 やはり状況は変わらずと言うか、むしろ悪化しています。

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 葉の縮れは更にひどくなっており、また中心部にある蕾は全く成長していません。
 これ以上栽培を続けても回復はせず、むしろ悪くなる一方でしょう。残念ですが、サラダスティックの栽培はここで終わりにしようと思います。

 

まとめ

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 今回はサラダスティックのトレイ栽培にチャレンジをしましたが、何らかの病気により成長が止まってしまいました。調べても原因はよく分からず、このような時にマイナーな野菜だと困ってしまいますね。

 この記事がサラダスティック栽培のお役に立てれば幸いです。最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
 


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