水耕栽培も3年目に入り、春・夏・秋・冬を2回ずつ繰り返したことになります。この中で栽培に一番厳しい季節は「夏」です。晴天だと気温が35℃、場合によっては40℃近くまで上がることがあるからです。
この環境下に栽培装置を置いていると、液肥がかなり高温になります。以前、7月下旬に液肥温度を測定した時には、40℃にまで達していました(参考記事:真夏に液肥の温度変化を調べました。我が家の場合、15時の40.1℃が最も高かったです)。また藻もこの液温と十分な光エネルギーを利用して、他の季節とは比較にならないほどのスピードで増えていきます。
現在使っている栽培装置の側面には、申し訳ない程度の日よけしか取り付けていません。太陽の光が直接当たる上面(蓋)には何も対策をしておらず、日が高くなると光は液肥に当たりたい放題となっています。
そこで液肥の温度上昇と藻対策として、「黒色のビニール袋」と「アルミ蒸着保温シート」を使って、液肥に当たる日光をできるだけ遮ることにしました。今回の記事では遮光仕様の栽培装置の作り方について紹介します。
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