【栽培失敗】「春菊」の水耕栽培を始めました。種蒔きシーズン前の隙間期間で育ててみます

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 春に種を蒔いた野菜は、だいたい6月に収穫を迎えました。次の種蒔きシーズンは秋になります。すると今の7〜8月は空白の期間となってしまい、手持ち無沙汰です。そこでこの季節でも育てられ、成長の早い野菜を調べることにしました。そして見つけたのが「春菊」です。

 春菊は独特の香りがあるキク科の葉物野菜です。基本的に加熱して食べますが、品種によっては生食が可能なものもあります。種蒔きは7月初旬でもできるので、私にとってはちょうど良い野菜です。

 春菊の品種には大葉・中葉・小葉があり、それぞれに異なった特徴があります。また産地によって味が違うらしく、東京産の春菊は苦く、広島産は甘いらしいのです。水耕栽培ではどのような味に育つのか、とても気になるところではあります。それでは春菊の水耕栽培を始めましょう。

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二十日大根のトレイ栽培に挑戦中。長卵型ですが、セルの中で育つでしょうか?

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 今年の夏はプラグトレイを使った「トレイ栽培」に挑戦をしています。調べると、水菜や小松菜と言った葉物野菜は問題なくできるそうです。そこで気になったのが、大根はできるのか?です。1シート72セルの場合、セルのサイズは幅3.5cm×奥行き3.5cm×深さ4cmです。さすがにフルサイズの大根は無理ですが、二十日大根ならば育てられそうです。

 二十日大根にも色々な品種があり、カブのように丸いもの、縦長の楕円形になるもの、ミニサイズの大根があります。その中でも今回は、根の大きさが数cmの長さに伸びる長卵型の二十日大根を選びました。この二十日大根をセルトレイを使って栽培したいと思います。

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サラダ菜の水耕栽培に再チャレンジします。今回は日差しをコントロールしながら育てます

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 サラダ菜の水耕栽培は何度かチャレンジしていますが、徒長をしたり、葉が細長くなってしまうなど、思ったような形に育ってくれません。私が目指しているのは、スーパーで売っているような球形のサラダ菜です。 

 2019年8~9月にかけて育てたサラダ菜は、夏の暑さを避けるために樹の下に置いて木漏れ日の明るさで育てました(参考記事:「サラダ菜」の水耕栽培に再挑戦。刺すような日光を避けるために木陰で育てています)。この時は育つことは育ったのですが、徒長気味であり、葉は巻きませんでした。また葉の色は種袋の写真のように濃い緑ではなく、薄い色でした。もしかしたらサラダ菜にとって木陰では光の強さが足りなかったのではないでしょうか?

 そこで今回の栽培では午前中に直射日光があたり、午後には明るい日影になる場所で育ててみようと思います。盛夏の厳しい暑さの中での栽培になりますが、サラダには耐えてほしいと思います。それでは種蒔きを始めましょう。

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プラグトレイで「山東菜(べか菜)」を再栽培。今度は収穫時期をきちんと守ります

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 前回、5Lの容器を利用して山東菜を6株育てました。しかし欲を出して大きくした結果、繊維が固くなってしまい、あまり美味しくはなかったです《「山東菜」を水耕栽培しています。成長が早いらしいので40日ほどで収穫したいです》。やはりこの品種は株が小さいうちに収穫するのが良さそうです。それならば限られた面積で多収ができる、トレイ栽培が適していそうです。

 トレイ栽培とは、育苗で使う「プラグトレイ(セルトレイ)」と「水切りトレイ」を利用した栽培方法です。今回は扱いやすいように、72穴のセルトレイを4×6セルに切って使います。株間は4.5cmとかなり狭いですが、本葉4~6枚で採るので大丈夫でしょう。

 5月に山東菜を育てた時の経験から、発芽から1ヶ月程度で収穫ができそうです。種蒔きは最も暑い8月なので、直射日光で弱らないように対策をして育てていきます。それでは山東菜のトレイ栽培を始めましょう。

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プラグトレイで水菜を水耕栽培しています。夏なので小株採りを目指します

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 夏に水菜を育てる際、栽培期間を長くして大株にすると葉が固くなってしまいます。そのため同じ重さならば小株で多数を収穫した方が、美味しく食べられます。

 私が普段使っている水耕栽培装置は、6株を同時に育てることができます。しかし今回のような早採りでは、微々たる量にしかならないでしょう。一度にもっとたくさん育てられる装置の方が効率が良いです。そこで目につけたのが「トレイ栽培法」です。

 この方法は育苗で使うプラグトレイで種蒔き〜収穫までを行う育て方です。72穴のトレイでは株同士が約5cm間隔ですが、小株採りならば大丈夫でしょう。それでは栽培のスタートです。

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夏にラベンダーの挿し木に挑戦。しかし結果は10%以下の発根率でした…

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 春、今年もラベンダーが咲きました。紫色の花にはミツバチがたくさん止まり、せっせと花粉を集めています。そして時がたち、そろそろ初夏になってきました。ラベンダーの花は茶色くなって大半が落ちていますので、剪定をしましょう。夏の暑さを避けるために丈の半分ほどまで切り詰めます。すると大量の枝が手に入りました。

 ラベンダーを増やす方法は種以外にも挿し木が使えます。以前、挿し木をしたところ、時間はかかりましたが高い発根率でした(参考記事:ラベンダーの挿し木方法。発根まで1ヶ月かかるので気長に待ちましょう)。そこで今回は花が咲いた後の剪定枝を挿し穂にして、挿し木をしたいと思います。

 普通挿し木を行うのは、気候が良い春または秋です。しかし今回は7月の中旬に行うので、暑さのため発根率が良くないかもしれません。そこで根を出しやすくする薬『発根剤』を使ってみます。それではラベンダーの挿し木を始めましょう。

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【栽培断念】「長ナス」の水耕栽培に挑戦しています。5月下旬蒔きだといつ頃の収穫でしょうか?

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 私が葉物野菜を育てる時に使っているのが「プラカップ式栽培装置」です。これはリーフレタスや水菜などの、地上部が軽い野菜に適しています。以前、この装置で丈が1mになるモロヘイヤの栽培にチャレンジしたのですか、重みで装置が壊れてしまいました。そこで大きく育つ野菜を育てるために、「バケツ式栽培装置」を開発しました。

 現在、この装置でズッキーニの試験栽培を行っています。株は順調に成長し、嬉しいことに先日初収穫となりました。地植えと遜色のない実ができたので、次は他の野菜にチャレンジすることにしました。

 この文章を書いているのは5月下旬で、実がなる野菜は種蒔きシーズンが終わっています。しかし調べると、ナスはまだギリギリできそうでなことが分かりました。秋ナスのシーズンに合わせるべく、急いで100円ショップに行き、種を購入しました。

 種は装置に直蒔きしても良いのですが、これだと移動させるのが少し大変です。そこで最初はポリポットで育苗して、装置に移植します。それではナスの水耕栽培スタートです。

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